第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会の2回戦が、10月10〜12日に各地で行われのた。ことしはJリーグ勢が2回戦から参戦、川崎は川崎市中原区のホームスタジアム等々力陸上競技場で13時から山口県代表のレノファ山口と対戦、6対1で快勝し、3回戦に進出した。
写真(撮影 : 山本真人)=(上から)46分に2点目をあげ喜ぶ鄭大世(#9)と川崎イレブン、23分レノファ山口柏原渉(#8)の同点ゴール、ハットトリックとなった鄭大世のヘディング
川崎Fは、MF中村憲剛、GK川島永嗣選手が代表選出で不在のほかDF伊藤宏樹、FWジュニーニョなどベテランが控えに回り、スタメンはGK杉山力裕、DF久木野聡、MF木村祐志の若手を起用した。
試合は、立ち上がりから川崎Fが相手陣内に入GKって攻撃を仕掛ける
もののレノファ山口の激しいチェックで得点チャンスを阻まれていた。22分、木村からのコーナーキックのチャンスでFW鄭大世がヘディングで先制弾を決めたが、直後にレノファ山口のFW柏原渉にゴールを許して、前半を同点で折り返した。レノファ山口は善戦したが、前半に頑張った分、後半に入ると運動量が落ち、一方川崎Fは同点ゴールで地域リーグ代表の初戦のやりにくさがとれたことも手伝い、後半直後の46分にFW鄭大世がコーナーキックから得点、54分にはハットトリックとなる3点目のへディンゴールを決めて試合を優位に。さらに59分にFWレナチーニョが個人技からゴール、77分にはPKも決めて突き放し、終了間際の88分にはDF井川祐輔もダメ押しのゴールを決め(写真左)、大差で順調に勝ち上がった。
試合終了後、レノファの選手らが川崎サポーターに一礼、川崎サポーターから大きな拍手を受けていた(写真右)。
川崎Fは11月3日にナビスコカップ決勝戦に出場のため、当初10月31日だった3回戦は11月11日のナイターに変更、ホーム・等々力陸上競技場でJ2カターレ富山と対戦する。