川崎市高津区の大山街道で高津区民祭:21万人がパレードや買い物楽しむ

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第36回高津区民祭(同祭実行委員会主催)が7月26日、川崎市高津区溝口の大山街道一帯で催された。青空がひろがる夏日だったが、沿道はゆ かた姿の家族連れやグループなどでぎっしり。同区の人口に匹敵する約21万人(主催者発表)がみこしや踊りパレードなど数々の催しを楽しんだ。

写真=見物客とそろい踏みのみこしで賑わう大山街道(撮影 : 市ノ瀬節夫)

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同祭は、区内の町会や文化協会など42団体で実行委員会(吉崎隆男実行委員長)を構成。大山街道の周辺と高津小学校、高津スポーツセンター、大山街 道ふるさと館、溝口駅前など23カ所の会場でさまざまなイベントが午前9時から午後8時半過ぎまでくり広げられた。午後1時15分からは、高津スポーツセ ンターで吉崎実行委員長や阿部孝夫市長、山崎茂高津区長などが参加してオープニングセレモニーが開かれた。
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同祭の呼び物のパレードは、6部構成で69団体、総勢4,000人以上が参加して午後2時40分から8時過ぎまでオープニング、音楽、バラエティー、みこし、 踊り、万灯の順で二子から溝の口駅手前までの大山街道約1.5キロをにぎやかに行進。地元の小中学校が参加する音楽パレードでは、重い楽器を抱えて歩きながら演奏する子どもたちをうちわであおぐ姿も見られた。パレード目玉のみこしのそろい踏みは、諏訪はやし連、久地・溝口の大太鼓を先導に溝口、久本、下作延、下野毛、二子、久地、諏訪の7基がくり出し、沿道がラッシュアワー並に混雑し、祭ムードは最高潮に達した。その後の踊りパレードは区内の町内会婦人部など15団体がそろいのゆかたで参加、「高津おど090726takatumaturi06
り」などを披露しながら夜の街道をにぎやかに進んだ。午後7時過ぎには、パレードを締めくくる高さ数mもある 五重塔をかたどった万灯3基が登場。見物客は勇壮なまといふるいや内部に照明を入れて美しく光る万灯をうっとりと眺めていた。
このほか、高津小学校では親子で楽しめる高津わくわくフェスティバルが催され、ポニー乗馬やチャリティーバザーなどのほか、体育館ではキャラクターショーや地元の子どもたちのお囃子が披露された。
溝口駅前のキラリデッキではストリートミュージシャンたちのコンサートが開かれ、買物客などが足を止めて聴き入っていた。祭りの喧噪の中、二ヶ領用水ではことしも灯ろう流しが行われ、夕涼みの散策を兼ねて川面に揺れる幻想的な光を追う人たちもいた。