川崎市多摩区の「磨けば光る多摩事業」に「天ぷら油回収」など4団体選定

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川崎市多摩区の平成21年度の「磨けば光る多摩事業」の審査会が6月21日、多摩区役所で開かれ、応募した9団体1個人が事業の内容についてプレゼンテーションを行った結果、4団体が選ばれた。

写真=プレゼンテーションする市民団体

「磨けば光る多摩事業」は、地域の課題の解決や、安全で安心・潤いのある暮らしの実現を目的に、自主的・主体的に実施する公益性の高い事業を団体や個人から募集し、区長が事業を委託するもので、平成18年から行われている。
ことしから事業の限度額が50万円から70万円に引き上げられたこともあってか、昨年より3件多い10件の応募があった。
審査は、学識経験者3人、区長推薦者1人、区職員3人で構成する審査会(委員長・上田和勇・専修大学商学部教授)の委員の前で、提案者がそれぞれ15分間、提案内容についてプレゼンテーションと質疑を行った。
その結果、「使用済みてんぷら油回収による資源循環モデル事業」(かわさきかえるプロジェクト多摩区連絡会、初)、「めだかの地域大学」(NPO法人秋桜舎コスモスの家、2回目)、「妊婦体験・赤ちゃんとのふれあい体験定着事業」(NPO法人ままとんきっず、3回目)、「地域循環型マーケット『たま楽市』とリユース食器促進活動」(地域通貨たま運営委員会、初)が選ばれた。
全体の予算額は3事業分の210万円しか計上していなかったが、3位と4位とが僅差だったため、4団体を選考、各事業の予算を圧縮して調整をはかるという。