府中市郷土の森博物館で中世の武蔵府中と鎌倉街道の特別展

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府中市郷土の森博物館が市制55周年を記念し、特別展「武蔵府中と鎌倉街道—歴史の道を歩く」(府中文化振興財団主催)を4月25日から6月21日まで開催、中世の府中に関連した展示のほか関連イベントとしてバスツアーや後援会を催す。

写真=(上から)鎌倉街道、東松山市光福博物館所蔵白磁四耳壺(いずれも府中市郷土の森博物館提供)

府中市は、律令制が始まった古代に国府が置かれた武蔵野の国の政治の中心地。今回の特別展は、鎌倉時代から室町時代の中世といまも市内を縦断し当時は物資や情報が行き交った幹線道路「鎌倉街道上道(かみみち)」に焦点を当てた内容。特別展示室1 中世の武蔵府中、発掘された武蔵府中、武家の都―鎌倉、 鎌倉街道上道―沿道の風景
武士の本拠とその周辺、鎌倉街道の終焉のコーナーを設け、中世の武蔵府中や鎌倉街道上道を様相を復元、古文書、美術品など約130点を展示、中世の武蔵府中の風景や機能を探る。入場時間は午前9時〜午後5時(入場は午後4時まで)。
期間中の5月3日・10日・17日・24日、6月14日・21日の午後1時30分〜2時10分に展示解説を行う。入場料=おとな300円、中学生以下無料。博物館入館料は別途(おとな200円、中学生以下100円)。
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関連イベントとして、6月7日午後1時〜3時30分に本館大会議室で、日本大学経済学部教授川合康さんを講師に記念講演「鎌倉街道上道と東国武士」。参加は申し込み制で、往復葉書に必要事項を書き博物館「記念講演係」へ5月18日(消印有効)までに申し込む。定員は120人。参加費は無料。
関連展示としてm本館2階企画展示室で近年の発掘調査で出土した品々から中世の埋蔵文化財を復元し展示している。企画展示室は入場無料。
また5月24日午前8時〜午後6時30分には、かつて武蔵国があり鎌倉街道でつながる埼玉県東松山市周辺の比企地区の遺跡などを見学するバスツアー「探訪 比企の鎌倉街道と中世遺跡」を開催、参加者を募集中。コースは府中駅出発—毛呂山町歴史民俗資料館—鎌倉街道見学—延慶の板碑—笛吹峠—大蔵館到着—埼玉県立嵐山史跡の博物館—菅谷館跡—慈光寺—府中駅解散。雨天決行、昼食持参。定員は40人で、参加費3,500円。申し込み方法は往復葉書に必要事項を書き、「バスツアー係」へ5月10日(消印有効)までに申し込む。
往復はがきによる関連イベントの申し込み先は〒183-0026府中市南町6-32府中市郷土の森博物館で、それぞれのイベント名を書き添える。
問い合わせ=電話042-368-7921府中市郷土の森博物館。
交通など詳細は同館のホームページ(こちら>