アルテリッカしんゆりで5月3日に「どんぐりと山猫」を上演:声とピアノでつづるユニークな朗読劇

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狛江市岩戸北に事務所を持つ山猫合奏団が、しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)に参加、5月3日の午後2時から昭和音楽大学北校舎第1スタジオでピアノと朗読によるユニークな舞台「どんぐりと山猫」を上演する。

写真は静岡での公演風景

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山猫合奏団は、ピアニストで作曲家の白石准さんが主宰する音楽集団。白石さんは、宮沢賢治の童話「どんぐりと山猫」をモチーフに玉川大学演劇科の卒業制作として1981年に作った。この作品は、ピアノやフルートなどの演奏にあわせ歌うように物語を読む朗読劇だが、音楽をバックに語る一般的な朗読劇とは異なり、セリフの部分が音符と同じ速さで語られ、人間の声も音楽の一部となっているのが特徴だ。
白石さんは、5年ほど前に同じ系統の作品「セロ弾きのゴーシュ」も作曲。大学時代の仲間で、「どんぐりと山猫」に出演するフリー俳優の高山正樹さんがプロデュースして全国各地で公演を行っている。
アルテリッカしんゆり2009の総合プロデューサーふじたあさやさんが、自身の舞台にも出演したことのある高山さんに声をかけ、公演が実現。今回は、白石さんのピアノ、高山さん、楠定憲さん語りによるシンプルな編成で、宮沢賢治の物語の世界をピアノと人間の声による「音楽」で表現する。
入場料はおとな2000円、5歳から中学生まで1000円。
問い合わせは電話03(3489)2246(株)M.A.P. 宇夫方(うぶかた)さん。
山猫合奏団のHPはこちら>

写真左は下関美術館での公演風景
写真提供=(株)M.A.P.