川崎市市民ミュージアムが3月15日に橘樹郡衙推定地周辺の遺跡めぐり

川崎市市民ミュージアムが3月15日の午後、高津区、宮前区の区境に広がる原始から古代遺跡をまわってその歴史に触れる「橘樹郡衙(たちばなぐんが)推定地とその遺跡をめぐる」を開催、参加者を募集している。

橘樹郡衙は、奈良時代から平安時代初頭の武蔵野国橘郡の役所で、その行政エリアは多摩川右岸下流と鶴見川下流部にはさまれた現在の川崎市域と横浜市北東部あたりと考えられている。川崎市役所のルーツとも言える存在で、2008年に「千年伊勢山台遺跡」として市重要史跡に指定され、周辺には数多くの遺跡がある。
当日は午後12時30分に東急田園都市線梶が谷駅に集合、6、7km歩く。見学コースは、梶ヶ谷駅集合—姿見台遺跡—西福寺古墳—新作池ノ谷遺跡(市民プラザ)—野川神明社上遺跡—影向寺—千年伊勢山台遺跡(たちばな古代の丘緑地)—子母口富士見台古墳—子母口貝塚—子母口バス停で午後4時ごろ解散の予定。見学コースは、途中で変更になることもある。雨天の場合は3月22日に順延、22日が雨天の場合は中止。
受講料は500円(交通費は別途)。坂道が多く主催者は歩きやすい靴での参加を呼びかけている。参加は事前申し込み制で、定員は20人(応募多数の場合は抽選)。申し込みは、往復はがきに住所・氏名・電話番号・年齢を書き、〒211-0052 川崎市中原区等々力1-2 市民ミュージアム「遺跡めぐり」担当あてに2月23日(必着)までに郵送する。
問い合わせは電話044(754)4500川崎市市民ミュージアム「遺跡めぐり」担当。

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