川崎市・麻生市民館で2月22日に里山フォーラム : 自然・農をテーマに学習と交流

川崎市麻生区周辺で里地・里山の保全や農業を行っている人たちが、一堂に介して交流を深める「里山フォーラムin麻生2009」が2月22日午前11時から麻生市民館で開かれる。今回は、基調講演やシンポジウムのほか区内で取れた米や野菜で作った地場産ランチを味わう催しも行われる。

フォーラムは、区内で里山活動する市民で作る里山フォーラムin麻生が主催、麻生市民館、同岡上分館と麻生区役所が生涯学習と市民協働の一環として共催、川崎市環境局緑政部、経済労働局農業振興センターの協力で催される。
7回目の今回は「自然と人間の間の『農』」をテーマに他市の里山保全活動などの事例を参考に、里山を未来につなげることをみんなで考える。
主な内容は、午前11時から「私たちの活動を 語って・知って・つながろう」と題して参加団体のポスターセッションとトークリレーで、互いの活動を知る。今回は麻生区役所の食堂「レストラン麻生」が初めて協力し、区内産の米や野菜を使ったカレーライスと万福寺ニンジンのサラダを参加者(先着100人、実費負担)が一緒に味わい、地産地消の意義を考える。食後には、アトラクションとして金程小学校を拠点に活動する「かなほど座」の太鼓演奏が披露される。
午後は、八王子市の長池公園自然館副館長で町田市文化財保護審議委員の内野秀重さんが「景観と生物相にみる多摩丘陵の個性〜いのちと暮らしをつむぐ」の演題で基調講演。その後、町田市の図師小野路歴史環境保全地域管理組合代表の田極公市さん、よこはま里山研究所主任研究員・吉武美保子さん、大蔵の田んぼを育む会・菅原聡さんをパネラーに「未来につなぐ多用な里地・里山」と題してシンポジウムを催す。
午後3時45分からは、里山フォーラムin麻生が募集した「わたしのまちのホッとする風景写真」の表彰式と柿生野菜生産者直売会による地元農産物の紹介コーナーのほか、参加者が交流を深める。
参加は自由で、問い合わせは電話044(951)1300麻生市民館または電話044(988)0268麻生市民館岡上分館。