狛江市の多摩川でどんど焼き:たち上る煙と炎、小正月の気分味わう

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狛江市の小田急線鉄橋上流の多摩川河川敷で1月11日、どんど焼きが行われ、集まった家族連れやお年寄りなど約1000人はたち上る大きな炎や煙に喚声を上げていた。

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このどんど焼きは、伝統の小正月行事を味わってもらおうと狛江市ボーイスカウト・ガールスカウト連絡協議会(服部英広会長)が毎年催している。かつて同市では「セイノカミ」と呼ばれ、
市内各所で行われていたが、現在ではこの多摩川ただ1カ所になってしまった。
穏やかな快晴に恵まれたこともあり、会場には正月飾りなどを持った人が次々と訪れ、河川敷のカヤと竹などで使って組み上げた高さ数メートルの円すい形の小屋の周囲だけでなく、堤防上にも多くの人が並んで点火を待った。午前10時過ぎにガールスカウトの手にしたたいまつで小屋に火がつけられると、たちまち煙とまっ赤な炎が青空に勢いよく上がり、観客からはどよめきが上がった。
会場ではお汁粉がふるまわれ、テントの前には長い列ができていた。