昔ながらのお正月行事の楽しさを味わってもらおうと1月7日に川崎市麻生区の麻生区役所で「あさお古風七草がゆの会」が催される。
麻生区文化協会と麻生区役所の共催で「ふるさとあさお再発見事業」として開いているもので、今回が6回目。
会場の区役所広場では同協会と麻生子供会連合会の会員が七草がゆ300食分を用意、午前11時から午後1時まで来場者に提供するほか、白山神社お囃子連によるおはやし、麻生童謡をうたう会の正月の歌や遊びもある。また麻生図書館では午前10時と午後1時30分の2回、川崎カルタ大会が催される。
この日提供される七草がゆの材料はいずれも地元産で、もちは黒川の文化協会会員が栽培したものと、麻生体験農業実行委員会が育てた米でついた。野菜も黒川産、七草も区内でつんだ。またもちを焼くのに早野聖地公園のボランティアが焼いた炭を使うなど、まさにふるさとの味だ。
七草がゆは無料でふるまうが、主催者側では、エコのためマイはし、マイカップの持参と、区役所の植え込みの一画に設けている「七草畑」の維持のための募金を呼びかけている。