川崎市麻生区万福寺の「おやしろ公園」で、9月4日に「しんゆり薪能」が催される。この薪能は、「しんゆり・芸術のまち」推進のための芸術文化イベントのひとつで、昨年に続き2回目。
演目は、能「船弁慶(ふなべんけい)」と狂言「膏薬煉(こうやくねり)」。能は能楽師の九世 観世銕銕之丞(かんぜ てつのじょう)さんが、狂言は狂言師の茂山宗彦、茂山逸平さんらが、演ずる。
薪能は2007年秋に新百合ヶ丘駅北口に誕生した「新百合山手」を開発した「万福寺土地区画整理組合」が、街作り事業が終了して解散することを記念して催されるもので、本番前には能楽師が地域の子どもたちに仕舞のワークショップを開く。会場のおやしろ公園は、「新百合山の手」に向かう入り口付近の十二神社北側にある公園で、特設舞台をつくり午後6時30分から薪能が演じられる。雨天の場合は麻生市民館大ホールに変更となる。会場の変更は正午に決める。
入場は全席自由で、指定席は完売したが、Aブロック4000円とBブロック3500円の一部が当日分として残っている。問い合わせはフリーダイヤル0120-277-797しんゆり薪能実行委員会。