狛江市で85チームが参加する多摩川いかだレース:チームラフティが7連覇

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「狛江古代カップ第18回多摩川いかだレース大会」(同実行委員会主催)が7月20日、狛江市の多摩川で開かれ、85の趣向を凝らしたいかだが所要時間やデザインを競い合った。レースの結果は、所要時間を競うレース部門は「チームラフティ」が7連覇を達成、通算8回目の優勝を果たした。いかだの出来栄えを競う企画部門は、恐竜コマエサルウスを作った「チーム太陽の西」が最優秀賞を獲得した。

写真=スタート地点の様子、優勝したチーム・ラフティ号、企画部門の最優秀賞・チーム太陽の西号

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ことしのレースは、昨年より7チーム多い92チームがエントリーしたが、イカダができあがらないなどの理由で7チームが不参加。スタート地点の通称五本松付近の河川敷には、苦心して作り上げたさまざまないかだが勢揃い、例年に劣らぬにぎやかな大会になった。
レースは、五本松から宿河原堰手前まで約1.3キロをいかだで下り、一般、レディス・ジュニア、学生の3部門で所要時間とアイデ アや出来栄えを競った、狛江市内だけでなく、同市と交流している山梨県小菅村、新潟県川口町、多摩川流域の川崎市、調布市、稲城市、世田谷区など18の地域から出場した。
午前10時過ぎから6〜8チームずつがスタート。例年途中でいかだが壊れてリタイアするチームがあるが今回は出場85チームすべてがゴールした。ことしは川の水量が多く、例年は水深が浅くて難所となっていた瀬の個所も少なくなって好タイムが予想されたが、スタート直後は川上から吹いていた風がレース途中で向かい風になり、タイムを競う11、12レースに影響を及ぼした。このため、優勝したチーム・ラフティのタイムも昨年より50秒遅い10分41秒だった。
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開始早々スタート位置でひっくり返ったり、コース取りを間違えて中州に乗り上げたり、浅瀬の転覆するいかだもあり、川岸の見物客からはどよめきや笑い声が上がっていた。参加者たちは優勝をめざして懸命にオールを操っていた。
企画部門の入賞をめざしてアイデアや仮装を競うチームも多く、アラジンの魔法のランプや戦艦大和も登場、子どもたちを喜ばせた。
7連覇を達成したチーム・ラフティは表彰の舞台で「タイムは伸びなかったけど、いかだの名の変わったチームの記録も破り本当のチャンピオンになりました。来年もがんばります」とコメント、企画賞の太陽の西チームは3人の子どもを紹介しながら「子どもたちのためにおやじが本当にがんばった結果です」と笑顔で話した。
  
 ●チーム・ラフティが7連覇達成

レースの結果は、チームラフティがスタート地点からコース取りもうまく行き快走、2位の鶴見川育成会に1分27秒の差をつけて、王者の貫禄を見せつけV7を達成した。また例年レース3部門に出場しているカンティプールは学生の部とレディス・ジュニアの部門で優勝を果たした。
主なレースの結果は次の通り。
■レース部門■《一般の部》優勝=チーム・ラフティ(10分41秒)、準優勝=鶴見川育成会(12分08秒)、3位=カンティプール(12分20秒)、4位=稲六スプリンター(13分26秒)、5位=いかだひかる(13分57秒)《学生の部》優勝=チビチビカンティプール(13分00秒)、準優勝=いかだ男THE KING OF HERO’S LAST TEEN(17分18秒)、3位=ボーイスカウト狛江第1団ボーイ隊(18分42秒)《レディース・ジュニアの部》優勝=プリプリカンティプール(16分56秒)、準優勝=フレンズレディ(17分09秒)、3位=稲六ボーイズ(17分33秒)
■企画部門■最優秀賞=チーム太陽の西、優秀賞=六小いかだファイターズA、企画賞=小田急電鉄モーターマンズ、ごだいばし号、多摩源流1号、セブンエフシー、飛田給小学校バドミントン同好会OB、■審査員特別賞■「こすげFight一発」チーム、遊川の会、まだまだがんばってます川口■稲田多摩川観光協会賞■株式会社スペースプラン■ブービー賞■駄倉町会青年部