川崎市アートセンターで音楽映画特集 : 麻生音楽祭にちなみ6作品上映

しんゆり芸術のまちの拠点として2007年秋に川崎市麻生区万福寺に開館した川崎市アートセンターで、音楽を題材にした6本の映画を上映する「ビバ♪音楽映画特集」が催されている。

この特集は、麻生市民館で6月14日から7月6日まで行われる「麻生音楽祭」にちなみ、同センターでも関連イベントを開催して、芸術のまちとしての浸透をはかろうと初めて企画されたもの。映画音楽特集は、音楽祭が始まる前の5月31日〜6月13日の第1弾と、音楽祭半ばの6月28日〜7月11日の第2弾で、それぞれ3本の映画を上映する。
第1弾は、20世紀を代表するソプラノ歌手のひとりマリア・カラスの没後30周年記念作品『マリア・カラス最後の恋』(2005年、イタリア、117分)、刑務所の女性ピアノ教師と服役中の少女がピアノを通して魂を共鳴させる『4分間のピアニスト』(2006年、ドイツ、115分)、イギリスの伝説的なロックバンド「ジョイ・ディヴィジョン」ヴォーカル イアン・カーティスの生涯を描いた『コントロール』(2007年、イギリス・アメリカ・オーストラリア・日本、119分)。
第2弾は、街角でギターの弾き語りをする男と楽器店でピアノを弾くのを楽しみにする女の出会い『onceダブリンの街角で』(2006年、アイルランド、87分)、第九を作曲する晩年のベートーヴェンの狂気と苦悩を描く『敬愛なるベートーヴェン』(2006年、イギリス・ハンガリー、104分)、幕末に外国人からジャスを習い政治抗争を吹き飛ばす武士を描いた岡本喜八監督作品『ジャズ大名』(1986年、日本85分)。6月28日10時30分の『ジャズ大名』上映後には夫人の岡本みね子さんのトークもある。
入場は、『ジャズ大名』が一般・大学・専門生とも800円(シニア・障害者など700円、高校生以下500円)、『コントロール』が一般1600円(大学・専門学校生1300円、シニア・障害者など1000円、高校生以下800円)他の映画は一般1300円(大学・専門学校生・シニア・障害者など1000円、高校生以下800円)。
上映は1日5回で、衣作品毎入れ替え制。上映時間などの問い合わせは電話044(955)0107川崎市アートセンターアルテリオ・シネマ。