川崎市多摩区枡形の日向山の森(東生田緑地)で1月20日、「ひなた山ぼっこ祭り 森はともだち・森はアート」が開かれる。同地にある多摩区の市民健康の森で里山の再生活動を行っている市民団体「ひなた山うるわし会」(田中清代表)が主催、竹切り作業の体験やネイチャーゲームなど楽しむ。
同会は、「次代に残そう 多摩の里山」を合い言葉に7年前に発足。里山の保全活動と森の大切さを多くの市民に知ってもらおうと、毎年この時期に祭りを開いている。5回目のことしは、参加者に地域通貨「たま」をプレゼントする。「たま」は、人の出会いを大切にし、だれもが住みやすい地域コミュニティを作り出す道具として昨年秋に多摩区内で生まれた会員組織の地域通貨。お金ではないが出会いや助け合う気持ちを表す場合などに利用され、同会も会員となっている。今回は、参加者に会場内の竹細工・木の実細工コーナーなどで通貨を利用してもらい、地域通貨の意義と普及を図る試みも行われる。
祭りは午前10時からで、「森の神様」に感謝を込めて五反田節、日向山音頭を奉納。その後、竹細工・木の実細工、ネイチャーゲーム、焼き芋作り、くんせいづくり、トン汁づくり、森のアート作りのコーナーに分かれてそれぞれを体験する。11時ころからトン汁やおにぎりを配付、みんなで森の恵みを味わう。
会場内には、同会会員と小学生が作った美術作品が展示されるほか、11時30分には日向山と世田谷街道を挟んで向かい側の東生田小学生の児童有志が和太鼓を演奏する。
参加費は無料。問い合わせは電話044(933)0345日向山うるわし会事務局。