2007年Jリーグ最終戦が12月1日各地で行われ、川崎は大宮アルディージャと、生まれ変わったNACK5スタジアム(旧:大宮公園サッカー場)で対戦、先制ゴールは奪ったがロスタイムに同点に追いつかれ、1対1のドロー。川崎は、最終戦を勝利で飾れなかったが、前節終了時に勝点差2点に迫る新潟が負けたため、5位に踏みとどまった。
(記事=市民記者・藤井栄美)
写真(撮影:藤井隆弘)=鄭大世の先制ゴール、アウエイスタンドを埋めるサポーター、必死でディフェンスする箕輪義信(上から)
割り当てられたアウェイ側のチケットは発売後、早い時期に完売。心配された空模様も晴天に恵まれ、サッカー観戦日和となった。ゴール裏にはたくさんのサポーターが詰めかけ、特に1階の立見席は立錐の余地も無いような状態の中、懸命に声援を送った。スターティングメンバーは、トップ下に浦和戦でゴールを決めたMF養父雄仁、左サイドには久々にMF村上和弘が起用された。
のペースで立ち上がりに攻勢をかけるが、ほぼJ1残留を手中に入れたが自力で勝って確定させたい大宮もしっかり対応する。21分、MF中村憲剛
のコーナーキックからFW鄭大世がヘディングで先制点を奪う。落ち着いてボールを回しチャンスを作ろうとするだったが、コンビネーションのミスを狙
われ何度か危ない場面が何度かあった。
お互いにチャンスを得るが、双方のDFやGKに阻まれる中、は58分に村上に代えて入ったDF井川祐輔が大宮のFWへ落ち着いて対応し、65分
に鄭に代わったFW黒津優も、速攻の起点となるべく動くが、次々と繰り出される大宮のセットプレーやフリーキックをGK川島永嗣を中心にDFラインが必死で守る
時間が続く。その中で追加点を狙い続けるも、勝利を願うサポーターの応援歌が歌われ始めたロスタイムに大宮のパワープレーからMF斉藤雅人にシュートを決めら
れ追いつかれ、今年はホーム等々力での対戦同様ロスタイムに失点しての1-1の引き分けで試合終了となった。
川崎は今期のリーグ戦を5位で終了。アジアチャンピオンズカップのベスト8、ナビスコカップの準優勝を含め、取り巻く厳しい状況の中で得たものは大きい。
だが、まだ戦いは残っている。
天皇杯へ向けて、タイトルへの挑戦は続く。