川崎市多摩区の平和団体「たま九条の会」が、創立1周年を記念して11月16日午後6時20分から多摩市民館で記念のつどいを催し、この日んために結成した市民合唱団が平和への祈りを込めて、美しいハーモニーを聴かせる。
同会は、2004年6月に発足した「九条の会」をきっかけに、自分たちの町でも九条を守る声を上げようと準備が進められ、区内に住むさまざまな市民が呼びかけ人となって結成された。毎月9日を「九条の日」と決め、黄色ものを身につけ「九条を守る。戦争はしない。憲法前文の平和宣言はゆずれない」の意思表明をする行動のほか、講演会、音楽会などイベントを開催している。
つどいは、和太鼓によるオープニングと基調講演とコンサートの二部構成で、1部は東京大学大学院教授の高橋哲哉さんが 「いま、戦争に反対する—何がおこっているか、どうすればよいのか」を演題に講演。コンサートは、この日のために結成され10月10日から練習を続けてきた「 11.16 たま平和を歌う大合唱団」が、『森は生きている』から「うさぎとリス」「森の夜は暗い」「十二月(じゅうにつき)の歌」「一瞬の今」「雨の音楽」「告別」「花の歌」「ばらを植えよう」「歩く歌」「希望の歌(フィンランディア)」を歌う。また、コンサートには、ミュージカル俳優の佐山陽規さん劇団こんにゃく座の青木美佐子も特別出演する。
参加は協力券500円。問い合わせはたま九条の会事務局電話044(922)4045または044(922)8639。