Jリーグ・川崎が終了間際に追いつき引き分け

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Jリーグ第23節の試合が8月29日に行われ、川崎はホーム等々力で名古屋と対戦。川崎は雨の中、1点先行され相手が1人退場になった試合を終了間際に得点ランキング1位のジュニーニョの起死回生ゴールで追いつき、1対1の同点で8位にとどまった。

この日のは、FWは前節ガンバ大阪戦でそれぞれ2得点あげたジュニーニョと鄭大世の2トップ、黒津勝を左サイドMFに起用する攻撃的布陣で臨んだ。夕方からパラついていた雨は、試合開始時刻には本格的に降り出しピッチは滑りやすい状態。試合は、両チームともサイドを生かす攻撃をしかけるものの、互いの好守で得点には結びつかない時間帯が続く。37分に名古屋がコーナーキックからFW玉田啓司が先制ゴールを決め、その後もチャンスを作るがゴールは奪えず前半を名古屋リード終えた。
  後半、立ち上がりからのリズムで攻撃してチャンスを作るが、雨の影響もありシュートがゴールマウスからはずれるほか、名古屋のGK楢崎正剛の好セーブに阻まれ得点に結びつかない。川崎は、打開策としての関塚監督が61分にDF佐原秀樹から井川祐輔、66分にFW鄭から我那覇和樹と早めに選手交代をした。名古屋はこの日4本のシュート放ったMF本田圭祐が68分にゴール前で井川と交錯、このプレーが2枚目のカードとなり退場。この判定を猛抗議したフェルフォーセン監督も退席処分となった。数的優位になった川崎は、74分にMF谷口博之を大橋正博に替えてトップ下に入れ攻撃を厚くして猛攻。1人少ない名古屋の集中した守備に阻まれ敗戦ムードが漂うなか、89分、ジュニーニョが相手DFがカットして足元に入ったボールをコースを変えて貴重な同点ゴールを決めた。勝ち越すためにジュニーニョは喜びのパフォーマンスもあらわさず自らボールをセンターラインに運び、川崎はロスタイムの5分間も攻撃をくり返したが、時間切れで同点に終わった。