川崎市多摩区の登戸駅ペデストリアンデッキの下で7月14日、スコットランドの民族楽器バグパイプのミニコンサートが催され、独特の高い音色に通りすがりの買い物客などが足を止めて聴き入っていた。
「のぼりと・ミュージック・ステーション」と名付けられたこの演奏会は、多摩区区民会議のまちおこし部会で駅前を音楽や文化の発表の場にしてまちに賑わいをと提案されていたもので、本格的な実践を前にモデル事業として実施された。演奏したのは、代々木公園を拠点に活動しているユニット「YOYOGI HIGHLANDERS(ヨヨギ・ハイランダーズ)」。スコットランドの民族衣装のケルト(タータンチェック柄のスカート)などを身につけ、午後2時と3時にスコットランド・ザ・ブレイブなど伝統的な曲を約30分演奏した。
この日は台風4号の影響であいにくの雨だったが、遠くまで響き渡るバグパイプ生演奏に、会場のまわりには次々と聴衆が集まった。