川崎市民ミュージアムでイアン・J・マシィー展:市内に住む遺族が没後10年を記念して開催

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川崎市多摩区南生田に住むスコットランド人翻訳家のポール・マシィーさんが、川崎市民ミュージアムで父親の没後10年にちなんみ「イアン・J・マシィー回顧展」を開催している。同展は、ことし4月に3階のビデオコーナーを改装して市民の作品発表の場として有料で貸し出されることになった「ミュージアム・ギャラリー」で開かれる初の展覧会として、各方面から注目を集めている。

写真=回顧展を開いたポールさん

ポールさんによるとイアン・J・マシィー(1937~1997)さんは、スコットランドのアバディーン市で生まれ、美術大学を卒業後スコットランドを中心に活躍した画家で、エリザベス女王もその作品を買い上げた経歴を持つ。学生時代から水彩、グワッシュなどを用いて抽象画を発表、スコットランド画家協会などの会員に選ばれグループ展や個展を開き、1960年代半ばから妻のウィルマさんと一緒に金銀を使った身につけられる「パーソナル彫刻(ジュエリー)」を制作、話題を呼んだ。ウィルマさん亡き後の1982年からは主にリノカットなどの版画を手がけたという。
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市民に貸し出される二つの展示室をつなげた会場には、その多彩な制作活動の足跡が分かるよう、若いころから晩年までの絵画作品を72点を展示、ジュエリー部門も実物6点と映像で紹介している。展示作品は、ガナッシュとコラージュで心象風景を描いたもの、鮮やかな色使いの幾何学模様の抽象画など20世紀を代表するピカソ、ミロ、カンジンスキーの影響をうかがわせるものもあり、家族が「ユーモアにあふれるおちゃめな性格で愉快な人だった」というように、明るい色使いの楽しい作品が多い。
ポールさんは、20年前から川崎に住んでおり、父の死後、親族から約1500点の遺作がが長男のポールさんのもとに送られた。ポールさんは、父親の作品を多くの人に知ってもらおうと画集を制作したりホームページ(http://homepage1.nifty.com/ijmcollection/)も立ち上げた。かねてから父親の多面的な足跡をたどれる回顧展を開きたいと思っていたところ、川崎市の市民ミュージアムが改装されて一般に貸し出されるのを知って早速応募、改装中にミュージアムの担当者と打ち合わせ、2つの会場を借りることを決めたという。
「父は常に新しいことにチャレンジしていろんなスタイスの作品を制作していた。これまで北海道や横浜市で小さな展覧会を開いたことがあるが、ほんの一部しか紹介できず、回顧展が開ける広い会場を探していた。
没後10年に私の住んでいる川崎で父の生涯にわたる代表的な作品を展示することができ、とてもうれしい。たくさんの人に観てもらいたい」と話している。
同展は5月6日までで、回廊時間は午前9時30分〜午後5時(最終日は午後3時まで)。


川崎市民ミュージアムでイアン・J・マシィー展:市内に住む遺族が没後10年を記念して開催への3件のコメント

  1. ゴールドクレストは、直射日光の当たる窓際で乾燥した空気が当たらない場所で

    ゴールドクレストは、直射日光の当たる窓際で乾燥した空気が当たらない場所で
    室内で育てる場合、たまに霧吹き等をしたりして乾燥を防ぐことが大切です

  2. イアン マシィー/イアン マシィー

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  3. EiwaChizuDattari コメント投稿者

    素敵な作品に包まれました。
    子供は黒い馬が印象的だったようです。
    ありがとうございました。