川崎市宮前区と宮前市民館が、宮前区の移り変わりを半世紀にわたりモノクロ写真で記録して2006年に川崎市文化賞を受賞した同区在住の写真家・小池汪さんの写真展「撮る・宮前の素顔」を4月27日から5月2日まで市民館ギャラリーで開催、作品に関連する地域の変遷や民俗文化財などをテーマにした講演会と見学会も同時に催す。
写真展は、宮前区の区制25年と小池さんの文化賞受賞を記念して催すもの。作品は、市内で最も古い寺のひとつ影向寺(ようごうじ・同区野川)、田園風景が広がっていたころの同区の自然や風景、東急田園都市線の開通にむけた工事風景など54点のモノクロ写真を「歴史と文化財」、「丘陵の仕事」、「風景の変遷」、「川崎地名百人一首」「民俗芸能と暦」に分け展示する。写真展は午前10時から午後5時(初日のみ7時)で、観賞は自由。
関連の講演会は、28日が考古研究家・村田文夫さんの「遺跡でたどる地域のあけぼの」、29日民俗研究家・小坂廣志さん「川崎の民俗—初卯祭」、30日小池さん本人による「風景の変遷、丘陵の四季」で時間は午後2時から4時。5月3日の午後1時(田園都市線鷺沼駅前集合)から4時に歴史研究家の三輪修三さんの解説で影向寺を見学する。
いずれも参加は申し込み制で定員は先着40人、費用は見学会のみ保険代など400円が必要。
講演会・見学会の申し込みは、往復葉書に、参加希望日、テーマ、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、〒216-0006川崎市宮前区宮前平2-20-4へ20日までに送る。葉書は1枚で1人のみだが、1人が複数の講演・見学を申し込むことはできる。
問い合わせは電話044(888)3911宮前市民館。