12月9日、天皇杯5回戦7試合が各地で行われ、川崎は香川県丸亀競技場でヴァンフォーレ甲府と対戦し2-5で敗退し今年の全日程を終えた。
写真(撮影:藤井隆弘)=途中出場でピッチを駆け回る今季限りの今野章(背番号14)
止んでいた雨が試合開始と同時に降り始める中、6分に川崎Fのジュニーニョのヘディングで先制するも29分にセットプレーから甲府ジョジマールのヘディングで追いつかれ35分には藤田にフリーキックを直接決められ逆転を許す。後半開始から川崎Fは15分に何度目かの決定的なチャンスを得るが決められず、逆に63分に中盤で甲府にボールを奪われこの試合で大怪我から復帰した倉貫にゴールを許し1-3。さらに73分にジョジマールに決められ1-4。川崎はチョン・テセが78分にドリブルから2点目を入れたが、85分に須藤が得点し2-5で敗れた。
川崎Fは、既に今シーズンでの引退が決まっている今野が後半から出場し、持ち前の運動量でピッチを駆け回り声を出して味方を鼓舞した。試合終了後ピッチを後にする際、駆けつけたサポーターからのコールに何度も振り返り深くお辞儀をして控え室へ姿を消した。
チームは12月10日に解散式を行い翌11日からオフに入っている。