川崎の長橋、今野選手が引退:

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川崎のMF長橋康弘選手(31歳、背番号20)、今野章選手(32歳、背番号18)
が、今シーズン限りで引退することが11月24日、チームから発表された。最近、大型選手が増えたチームの中では、体格的に決して恵まれた方ではない両選手は、チーム草創期から今日の地位までを、豊富な運動量と経験、技術で支えてきた貴重な存在だった。

写真=左・今野選手(11月19日、アビスパ福岡戦)、右・長橋選(7月22日、浦和レッズ戦)

長橋選手は静岡県富士市出身で、静岡県立静岡高校を卒業後、1995年清水エスパルスに入団、川崎創立の1997年に移籍し、レギュラー選手として2000年の昇格に貢献した。J2に降格後も右サイドのスペシャリストとして活躍、昨年まではほぼスタメン出場していたが、ことしは怪我に泣き出場機会が少なかった。J1通算82試合に出場して3得点をあげており、川崎では53試合2得点の記録を持つ。またJ2では151試合7得点をあげており、カップ戦は14試合、天皇杯では20試合に出場している。
今野選手は岩手県大船渡市出身、岩手県立大船渡高校から国士舘大学を経て1998年ジュビロ磐田に入団。1回目の昇格の2000年に川崎に入団、トップ下の選手として豊富な運動量でゴールチャンスを数々演出、2005年の昇格に貢献した。若手選手が育ち出場機会が少なくなるなかでも、レギュラーに変わる控えとして正確なプレーで代役を十二分に果たす貴重な活躍をしている。J1通算41試合に出場して4得点。うち川崎では36試合に出場4得点をあげている。J2リーグでは121試合出場20得点、カップ戦15試合1得点、天皇杯では19試合3得点をあげている。
チーム広報を通じ、長橋選手は「プロとして長い間プレーしてきて、引退するのは寂しいですが、川崎にきてよかったと思えるし、ここまでやってこれたのもサポーターの皆さんの声援が自分に力をくれたからこそだと思っています。ホントに感謝しています。ありがとうございました」、今野選手は「2000年にに来て、降格から昇格まで沢山の経験をさせていただきました。苦しいJ2時代から応援してくれたサポーターの皆さんに感謝しています。応援ありがとうございました」とコメントを発表した。
両選手は、ホーム試合最後の11月26日(14時キックオフ、対戦相手鹿島アントラーズ)の試合後に場内で引退のあいさつをする。