狛江・泉龍寺でひめしゃら塾が公演:夜の鐘楼舞台に300人が舞踊楽しむ

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  ボランティア記者 伊藤則子

狛江市の舞踊家・野口祥子(さちこ)さんが主宰する「ひめしゃら塾」の公演「いまあらたなる龍伝説がはじまる〜狛江泉龍寺から」が10月14日に狛江市元和泉の泉龍寺・鐘楼(しょうろう)で行われ、300人以上が楽しみました。

本格的な舞踊の公演が泉龍寺の境内で行われるのは初めてで、観客はライトアップされた泉龍寺の森の木々に囲まれた舞台で繰り広げられる本格的な舞踊の世界にひたすら驚き、感心していました。
開会に先立ち、泉龍寺住職の菅原昭英さんが挨拶し、そのなかで大山から持って来た水を茶碗に入れて棒の上に縛り付けて高く掲げ、はだかの男たちがそれに水をかけて雨乞いをすると必ず雨が降ったと、昔の雨乞いの様子を紹介しました。
公演は鐘楼2階での小林弥栄子さんの荘重な語りから始まり、野口さんのあでやかな踊りが続きました。天女を思わせる踊りに、「いつ空に上って行くんだろう。上って行きそうだ。」という声が観客から漏れ聞こえました。
その後、鐘楼下の舞台でのゴザを使っての民話を思わせる踊り、太鼓団体「風衆」の勇壮な太鼓の演奏に合わせたふんどし姿の男性の踊りなど、舞踊の概念を超えた前衛的な踊りが続き、良く訓練された引き締まった体と切れの良い動きに、会場から大きなため息が聞こえるほどでした。途中、木の上から雨がふり、出演者が飛び降りるなどの演出もあり、あらかじめ渡されたゴザで雨を防ぎながら、観客は大喜びでした。公演後は、興奮さめやらない様子で「今度はいつするんですか」という質問が観客から続出しました。
公演を成功させるため、11日にはひめしゃら塾の活動場所のひとつむいから民家園の紹介で大善工務店が舞台をボランティアで製作。12日には狛江の「楽市」などで音響を担当している稲浦音響の協力で機材を運び込み、13日には舞台監督らが現場で太鼓の舞台や反響板、客席などを作成。当日朝にはJAマインズ狛江から借りたパイプ椅子やテント、長机を運び込み、地元狛江の多くの人々や団体、特に泉龍寺の大きな協力で成立した公演でした。