「笑顔が似合うね安全安心まちづくり」をテーマに宮前区民祭(宮前区民祭実行委員会主催)が10月15日、川崎市宮前区水沢の川崎中央卸売市場北部市場で
催され、家族連れなど昨年と同じ約22万人(主催者発表)が多彩なパレードや展示、イベントなどを午前9時から午後3時まで楽しんだ。北部市場まつり(北
部市場協会主催)も同時開催され、水産物や野菜、果物、花の即売に大きな人垣ができていた。
同祭は区民同士の交流を深めようと催されており、今回で25回目を数える。
青果棟前の駐車場などずらりと並んだテントには区内の団体や官公庁、企業など約100団体が展示や模擬店などを出店、家族連れなどが手作り品や食べ物を求める列ができた。
パレードは川崎市消防局カラーガード隊レッドウィングスを先頭に24団体が参加、市場内を東西に横切る通路約400メートルを行進、太鼓やみこし、踊り、小さい子の乗った白バイや1日婦人警官などが人気を集めた。
ステージでは、ジュニアダンス、カラオケ、韓国舞踊、アコーディオンなどが次々と披露された。子どもたちの人気を集めたのが、7月に誕生した北部市場のイメージキャラクター「市場戦隊 クリーンレンジャー」。手作りの衣装に身を包んだ4人のレンジャーが北部市場の美化と食の安全を訴える寸劇を披露した(写真左)。
また、太鼓ゾーンでは区内の子どもなどが見事なバチさばきを披露、川崎のコーナーではシュートチャレンジやキックのスピードを測るゲームが人気をよんだ。
水産棟前の広場では、区民が不用品を持ち寄って出店するのみの市が開かれ、よさそうな品を選んだり、値引き交渉などをする姿が見られた。
水産棟では、同市場に入っている卸売り会社などがサンマなど新鮮な水産物や野菜、果物、花などを威勢の良いかけ声をあげながら即売。どの店も品定めをする主婦や大きな買い物を持った人でラッシュ並みの混雑ぶりだった。