川崎フロンターレが必勝祈願

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川崎フロンターレが1月24日、川崎大師に必勝祈願を行った。
シーズン最初のこの恒例行事に参加したのは、武田信平社長、福家三男強化本部長、関塚隆監督、コーチングスタッフ、ブラジル人と所用で不参加となった我那覇、久木野選手を除く選手26人。一行は川崎大師・平間寺の内陣で午後3時から同寺の導師の護摩(ごま)法要で必勝祈願を行ったのち、本尊に手を合わせた。
写真ニュースを見る(撮影=藤井隆弘、藤井栄美ほか)>

導師は「平常心という言葉を贈りたい。普段の実力で臨み、ぜひその実力を発揮してもらいたい」と激励の言葉を述べ、護摩札を渡した。また、一緒に祈願をした石渡孝明大師駅前昇栄会会長から武田信平社長にダルマが手渡された。関塚監督は「負傷者を出さないようシーズンを闘えることを願った。必勝祈願するとシーズンが始まったことを実感する」と話していた。境内には、平日にもかかわらず多くのサポーターが集まり今シーズンの活躍を祈り、選手の写真を撮影したりていた。
一行はその後、11のグループに分かれ、大師、川崎、鹿島田、武蔵小杉、鷺沼駅前などの商店街にあいさつ回りに向かった。
武田社長や米山など新入団選手7人は、商店街を上げて熱心に応援する大師駅前昇栄会24件を徒歩で回り、大きなフラッグを掲げる店主らと記念撮影。縁起物を扱う土産物屋さんから金ダルマをプレゼントされたり、豚汁の接待など心のこもった歓待に笑顔で応えていた。ユース出身の鈴木達矢選手は、商店街で市立川崎高校の同級生に偶然出会い、久しぶりの再開に立ち話しをして、背広姿で照れくさそうに記念写真に収まっていた。 最後に立ち寄った若宮八幡神社では、 一人ひとり絵馬に願いを書いて奉納、好成績を祈った。昨年等々力競技場の神社の向きを変えた中村宮司から「怪我がないように活躍してことしは3位、来年は優勝してください」と励まされた。
サポーターやお店の人からサインを求められた米山選手は少しとまどいの表情を見せながらも笑顔で対応、「地域の人とふれあうのは初めての体験だったが、こうした機会をつくるのはいいことだと思う」と感想を語った。
ことしは、鷺沼プール跡地に同クラブが管理運営するフットサル場が4月にグランドオープンことにちなみ初めて鷺沼駅前を訪問、伊藤宏樹選手と原田拓選手が駅前のショッピングセンターのほか3店舗を回った。出迎えたサポーターなどの人だかりに気づいた買い物客や通行人が急いでサインを求める光景も見られた。