川崎が天皇杯4回戦に快勝

051103tennouhai1jpg_3第85回天皇杯の4回戦が11月3日に全国14の会場で行われた。4回戦からはJ1チームも参戦、川崎はホーム等々力競技場午後1時からJFLの佐川急便東京SCと対戦5対1で勝ち、5回戦に駒を進めた。
写真=川崎FW我那覇(左)の同点弾
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終わってみれば川崎のいつもの勝利パターンだったが、前半は格下の佐川のペース。
試合は、3回戦でJ2のコンサドーレ札幌を下してJ1から初の勝ち星を奪いたい佐川が、ボールを左右に散らして繋ぐ早い攻撃と堅い守りでを翻弄、前半16分に佐川FWの堀健人が先制点を決めた。その後ものパスがなかなか通らず、何度か訪れたチャンスもオフサイドとなり佐川がボールをキープする時間が長かったが、前半終了間際の44分にフリーキックからのチャンスをのFW我那覇和樹が頭で決め、同点に追いついた。
後半は、立ち上がりからのチャンスをなかなか得点に結びつけなかったが58分、ジュニーニョがすばやいドリブルをゴール前に運んでシュート、勝ち越し点をあげた。この得点ではようやく目覚め、中盤でボールを奪って攻める佐川の攻撃を大型DF陣が潰した。79分にMF原田拓と交代したMF久野智久が運動量の落ちた佐川に身体を張ったプレーでチームにカツを入れ、の猛攻が始まった。84分に我那覇が左足で決めてイケイケムード、86分にはジュニーニョからのパスをMFマルクスが決めて試合を決定づけた。その後89分にも佐川GKのファールで得たPKをジュニーニョが決め5対1と快勝、J1(29節時点)で6位の力を見せつけた。
試合後、関塚監督は「天皇杯の初戦は(格下相手で)精神的に難しい入り方となると思っていた。先制されたが前半で追い付くことができ、後半は落ち着いて試合に臨め、2点目を取ってからはわれわれのリズムでできた。(この勝利を)リーグ戦につなげたい」とコメント。
リーグ戦は、終盤に入って残りがあと5試合を残すのみ。次の試合は11月12日午後4時から等々力でヴィッセル神戸と対戦する。