川崎が9月24日の25節のホーム試合で、同時昇格組のライバル大宮アルディージャと対戦。昨年9月以来3連敗中の大宮に2対1で勝ち、昇格後初の3連勝を飾り、8位を維持した。
写真=上・決勝点となった記念すべきJ1初ゴールをあげ喜ぶ箕輪選手(手前)とこの日1点目を決めた我那覇選手。
台風の影響で直前に降った大雨は15時のキックオフには上がったが、その後も小雨がぱらつき、すべりやすいコンディション。
前半は大宮の強力なデフェンスに川崎Fは攻めあぐね、試合は大宮ペース、0対0で折り返した。
後半51分にMF中村憲剛の絶妙のパスにFM我那覇和樹がゴール。わき返るスタンドのサポーターの前で前日に第一子が生まれたDF箕輪義信を祝福してゆりかごダンスを披露した。先制点を奪ってリズムにのった川崎Fは、FWジュニーニョへのファールで得たMFマルクスのフリーキックを、箕輪のヘディングシュートで2対0と大宮を突き放し、わが子の誕生を自身のJ1初ゴールで祝った。
その後雨が再び強くなり、3連敗中で負けられない大宮も攻撃陣を替えて猛反撃。川崎FはGK相澤貴志の好セーブなどに助けられたが、88分に大宮のMF島田裕介がフリーキックを直接決めて1点差にされた。終了間際まで猛攻にさらされたが、高い守備意識で最少得点差を守り、宿敵を振りきった。
後半、ジュニーニョに対するファールで関塚隆監督が猛抗議(写真)、両軍の選手がエキサイトし、カードが出そうな険悪なムードが漂った。試合後に関塚監督は「最近、ジュニーニョに対するファールが多く、前半も3回あったのに、審判の注意がもうひとつだった。少し熱くなり過ぎたことを反省しています」と語っていた。
次節は、10月1日15時からホームで新潟アルビレックスと対戦、4連勝をめざす。