川崎特産のナシのできばえを審査する川崎市ナシ・ブドウ品評会(写真)が9月2日、多摩区菅仙谷3丁目の川崎市フルーツパークで催され、県知事賞に古谷睦男さん(多摩区中野島)の豊水(無袋)が選ばれた。
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会場には、多摩区や中原区、麻生区などの農家から出品された豊水などのナシ139点、藤稔などのブドウ9点がずらりと並び、県農業技術センター横浜川崎地区事務所長ら7人の審査員が大きさ、色、重さ、肉質などを手にとって見比べたり、糖度計を使って甘さの度合いを調べるなど、午前9時半から2時間余りかけて、ていねいに審査した。
ことしのナシのできばえは、春先の低温で開花が1週間ほど遅れたものの、その後は気温、雨などに恵まれ、病害虫の発生も少なかったため、順調に育ち、玉の大きさや甘みもよいという。
この日は午後から一般公開した後、出品物の即売を行ったが、粒よりのナシやブドウを市価より2〜3割安く即売するとあって、市民ら150人余りが訪れ、なかには朝8時から並んだ人もいた。
写真上=糖度計などを使ってナシのできばえを審査
写真下=見事な出来のナシに見入る見学の市民たち。このあと、即売が行われた