7月6日のJリーグ第14節の試合で川崎はFC東京と対戦、後半の早い時間帯にDF寺田周平がこの日2枚目のイエローカードで退場となったが、全員が高い守備意識を切らさずスコアレスドローで引き分けた。チームは勝ち点1を取り順位をひとつ押し上げ、9位に浮上した。
写真=オープンカーでエールを贈る西城秀樹さん歌手・西城秀樹さん
7月1日の市制記念日にちなみ、川崎市市制記念試合となったこの試合には、川崎市宮前区在住の歌手・西城秀樹さんがハーフタイムショーに出演し「YMCA(ヤングマン)」を熱唱、オープンカーでピッチを周りサポーターにエールを贈った。
試合開始前には阿部市長が「市制80周年の昨年に続き、西城さんに出演してもらったので、楽しんで下さい。みんなでを応援し、いい試合をして勝ってもらいたい」とあいさつ、チアガールの「フロンタールズ」などのダンスショーも行われ、試合を盛り上げた。
JFLの富士通・東京ガス時代から多摩川をはさんだライバル同士のこの試合は、にとって累積警告で出場停止のジュニーニョの穴をいかに埋めるかがテーマ。立ち上がり猛攻を仕掛けるFC東京の攻撃を防ぎ、は徐々にリズムをつかむが、シュートチャンスは少なく前半を0対0で終える。後半60分にFC東京の突破を防いだDF寺田選手が退場、前線のMF今野章を下げてDF佐原秀樹を投入、デフェンスラインをそろえた。はナビスコ予選の後半からスタメン出場するGK相澤貴志をはじめ全員が粘り強い守備で東京の猛攻を防ぎ、数少ないチャンスを生かした攻撃で数的不利を感じさせないゲームを展開したが、ゴールを奪えず引き分けた。
Jリーグは7月2日の再開後、梅雨時の蒸し暑さの中で16日間に5試合をこなす苛酷ななスケジュールとなっている。は7月9日は鹿島アントラーズ、13日は大宮アルディージャといずれもアウェイ戦で、次のホームゲームは、過密スケジュール最後の17日午後7時に調子が上向いているセレッソ大阪と対戦する。
写真上=あいさつする阿部川崎市長、下=ゴール前でFC東京・加地の攻撃を守る川崎F・谷口(29)、アウグスト(4)