川崎市の麻生消防団(横田豊団長)が6月26日、川崎市麻生区上麻生6丁目の水処理センターで小型ポンプ操法大会を開き、東柿生分団下麻生班が1位の優良賞に選ばれた。
大会には同団の麻生東・柿生・東柿生の3分団に所属する全12班の若手団員48人が出場。炎天下の中、決められた手順に添って重いホースを抱え汗だくになりながら日ごろの訓練の成果を披露、先輩や家族から声援を受けていた。
大会の競技は4人編成の各チームが、まず重さ約80キロのポンプを持ち運び、20mのホースを3本つないでポンプから53mの地点でホースの筒先をかまえて10メート先に設置された的に放水して的を倒し、その後ホースを収納するまでの早さと正確さを競う。火災時に迅速、的確に行動するためにホース延長から放水までが45秒、収納が120秒と基準時間が設けられており、伝達時間も含め約3分間の勝負だ。麻生消防署(松尾茂美署長)の中野健二統括主幹ら8人がスピード、節度、安全性などを審査した。
競技終了後には、人命救助の時に離れた場所にロープを渡す麻生署の特別救助隊による「救命策発射銃」の模範演技が行われ、参加者は熱心に見入っていた。
大会の結果は、東柿生分団下麻生班(指揮者・志田克己、1番員・奈良勇、2番員・鈴木昌一、3番員・齊籐浩城)が優秀、柿生分団栗木班(指揮者・鈴木崇夫、1番員・小林和広、2番員・鈴木宏司、3番員・飯草昭夫)が優良賞を獲得した。また全出場者のなかから各部所の表彰も行われ、指揮者は鈴木洋(東柿生分団王禅寺班)、1番員白井兼司(麻生東分団細山班)、2番員鈴木宏司(柿生分団栗木班)、3番員緒方和哉(東柿生分団真福寺班)が選ばれた。(以上敬称略)