「お花見のときに川を汚さないで」 サクラのシーズンを前に、川崎麻生ロータリークラブ(蓬田忠会長)が3月18日、小田急線柿生駅近くの麻生川の両岸フェンスに子どもが描いた川の美化を呼びかけるポスターを展示した。
麻生川は、小田急線新百合ヶ丘駅ー柿生駅間の川沿いに約240本のソメイヨシノが植えられ、同区のサクラの名所として毎年多くの花見客が散策や宴会に訪れる。しかし、川に空き缶やゴミを投げ捨てる心ない客もいるため、同クラブ社会奉仕委員会(碓井美恵子委員長)が9年前から、区内の小学校に川の環境美化を訴える絵画の制作を依頼、毎年花見シーズンを前にポスター展示を行っている。
ことしは東柿生小学校5年生102人が、昨年よりひとまわり大きいB3判の用紙に、カルガモや魚が泳ぐ川に空き缶やゴミが浮かんでいる絵や、「川は1つの命」などの環境美化を訴える言葉を添えた作品を製作した。
18日はロータリークラブの会員17人が、川添いの空き地に集まり、ラミネート加工した全作品を22枚のコンパネ板に取り付ける作業を行ったのち、小型トラックで設置所まで運び、川沿いのフェンスに取り付けた。
今回は、子どもたちの作品に加え、留学生の受け入れや発展途上国の予防接種など世界的な奉仕活動を行うロータリーについての紹介パネルも展示した。
作品は4月18日まで飾られる。