川崎市高津区のメインストリート・大山街道沿い 溝口南公園や高津図書館などで2月13日、「大山街道フェスタ」が開かれ、名物の大なべの湯豆腐や買い物などを楽しんだ。
写真=人気を集めた直径4mの大鍋で作る湯豆腐(上)、溝口緑地の大山街道物産市
市内でも最も古い商業地のひとつ大山街道の商業振興と歴史文化の掘り起こしを図ろうと、大山街道活性化推進協議会が主催したもの。2回目のことしは、おだやかな日和に恵まれて、昨年より1500人多い6500人が会場を訪れた。
人気を集めたのは溝口南公園で行われた「大山仙人鍋・高津ゆどうふ」。午前10時30分のまつりの開始とともに人が並び始め、実行委員らが区内の豆腐店で作られた豆腐を直径4mの大ナベに入れる作業を見ながら配布を待っていた。会場では、湯気の立つあたたかな豆腐を食べながら、和やかに談笑する親子連れなどで賑わい、午後1時過ぎには用意した500丁1000食を配り終えた。
溝口緑地では図書館へのアプローチにノボリ旗を並べ大山街道物産市と銘打って街道沿いの商店などが出店、うどんや赤飯などの軽食販売や陶芸家の濱田庄司にちなんで益子焼きの販売などが行われラッシュ並みの混雑、野菜の即売会場では区内産のネギやトマトなどが約40分で売り切れた。緑地では、大きな荷物を持つ家族連れや小春日和のなかでうどんやポップコーンをほおばりながら若手ミュージシャンの演奏を聴きながらのんびりと休日を過ごす若者もいた。
沿道では大山街道ウォークも行われ、ボランティアのガイドで藏づくりの老舗などを見て回る熟年連れも多かった。