狛江市役所前広場で盆栽仕立ての小菊や大輪の花、懸崖などを展示する大菊花展が14日まで開かれている。
狛江市菊花会(山本八郎会長)が主催する同展には会員が丹精込めて育てた約250点の作品のほか、同会顧問で菊作りの名人飯田久雄さんが手がけた塔仕立てや盆養など数十点の参考作品が展示されている。
同会では、キク作りの技術を上げるため毎年テーマを決めて会員が花の出来を競う「競技花」を行っており、ことしは盆栽仕立てで、枝がでまっすぐ伸びる「直幹」と横に伸びる「横様木」がテーマ。このため、展示作品は小菊が多い。また、入会1年未満の人が育てた初心者コーナーもあり、それぞれ見事な花を展示している。会員によると、ことしは秋の長雨のためか花の開花が遅れ気味だという。