あさお区民まつり:家族連れなど45000人がふれあい楽しむ

04101001あさお区民まつり(同実行委員会主催)が10月10日、麻生区役所と麻生市民館などを会場に催され、昨年よりやや少ない約45000人(主催者発表)がふれあい祭りを楽しんだ。心配された台風は前夜のうちに去ったものの、ときおり小雨がぱらつき、人出が心配されたが、家族連れなどが次々と訪れ、主催者をほっとさせた。パレードや大道芸、ファッションショー、区民団体の出店などさまざまな催しを通して交流の輪を広げていた。

区役所前の道路では午前10時にパレードがスタート。市消防局のレッドウイングスと音楽隊に続いて、初参加の阿部孝夫川崎市長と実行委員会の役員、西生田小学校の鼓笛隊、民族衣装を着た麻生国際市民広場や区内の団体が行進した。また、かわいいコスチュームの麻生一輪車クラブが妙技を披露したのに続いて、沿道の太鼓に合わせてそろいの浴衣で参加したあさおまつり唄の踊りグループが道路を練り歩き、祭りムードを盛り上げた。
区役所駐車場では、柿生禅寺丸柿保存会が特産の禅寺丸柿400袋を即売したが、試食して甘さが気に入り買い求める人も多かった。また、地名にちなんで同区と交流を続ける茨城県麻生町の特産品や区内で活動する市民団体のバザーなども行われ、買い物客でにぎわった。
市民館の大ホールでは、午前11時から同祭の人気イベント、区民がモデルを務めるハートフルエイジファッションショーが行われた。4回目のことしは、東京田中短期大学や区内の田園調布学園の学生も協力、プロのモデルに混じってダンスや卓球で活躍するシニアやグループホームに住むお年寄りなど65人が出演、和服をリメイクしたエコファッションなど工夫を凝らした衣装で舞台を歩く姿に「とても、しろうととは思えないね」という声も聞かれた。午後1時からの「うたまつりコンテスト」では区民15人が民謡や演歌など自慢ののどを披露、堂々たる歌いっぷりに拍手が寄せられていた。
駐車場の特設ステージで行われた開会式では中島豪一会長や阿部市長が「祭りを心ゆくまで楽しんで」とあいさつした。続いて太鼓や大道芸の競演や一輪車の演技、消防音楽隊の演奏などが行われ、人の輪ができていた。