「かわさきチャイルドライン」(岡崎チヅル代表)が、電話の受け手となるボランティアの養成講座を10月24日から開く。
チャイルドラインは、子どもが心の中にしまっているだれかに聴いてもらいたいことを電話で話すホットライン。18歳以下ならだれでも匿名で電話でき、途中で切ってもよく、話した内容の秘密は守られる。他人に話すことによって自分の気持ちを整理したり、心の安定を取り戻すことを目的に、1998年に世田谷区で初めて開設され、その後全国各地に広がった。
川崎市では2003年11月から同会が週1回木曜日午後3時〜10時に開設している。
同会では毎年、5月5日の「こどもの日」のキャンペーンとして約1週間、チャイルドラインを実施しており、来年のキャンペーン期間中に子どもの話相手となるボランティアを養成するため全13回にわたって講座を催す。
対象は、20歳から47歳までで、午後3時から10時までボランティアができる人。定員30人。申し込みは、氏名、年齢、職業、住所、電話、FAX、ボランティア経験を記入、子ども時代の自分に影響を与えた出来事または人物について書いた作文(1000字〜1200字)を書き、〒215-0011 川崎市麻生区百合丘3-13-127-304 かわさきチャイルドラインへ16日(必着)までに郵送する。
講座の会場は、生活文化会館てくのかわさき(川崎市高津区溝口1-6-10)と川崎市男女共同参画センター(愛称=すくらむ21、川崎市高津区溝口2-20-1)で、いずれもJR南武線武蔵溝ノ口、東急田園都市線溝の口駅下車。受講料は全13回で10000円、学生7000円。
問い合わせ=電話044(954)3648かわさきチャイルドライン。
講座の日程・会場・内容・講師は
■10月24日てくのかわさき◇「オリエンテーション」=午前10時〜12時、かわさきチャイルドラインスタッフ◇「チャイルドラインとは-意味・役割・特性」=午後1時〜3時30分、チャイルドライン支援センター常務理事・沢畑勉さん。
■10月31日高津市民館◇「子どもの人権」=午後1時〜3時30分、藤沢市立小学校教員 名取弘文さん。
■11月7日高津市民館◇「子ども時代にたちかえる-ロールプレイ」=午前10時〜12時、東京いのちの電話 山本多賀子さん◇「子ども時代にたちかえる-ロールプレイ」=午後1時〜3時30分、東京いのちの電話 山本多賀子さん。
■11月10日高津市民館◇「子どもの現状1-プレイパークの子どもたち」=午後6時30分〜8時30分、(福)世田谷ボランティア協会・天野秀昭さん。
■11月24日高津市民館◇「子どもの現状2-川崎の子どもたち」=午後6時30分〜8時30分、フリースペースたまりば代表・西野博之さん。
■11月28日高津市民館◇「子どもの声を聴く-ソーシャルワーカーの現場から」=午前10時〜12時、日本子どもソーシャルワーク協会理事長・寺出壽美子さん◇「子どもの声を聴く ロールプレイ」=午後1時30分〜3時30分、日本子どもソーシャルワーク協会理事長・寺出壽美子さん。
■12月1日てくのかわさき◇「子どもの現状3-子どもたちの性の悩み」=午後6時30分〜8時30分、ウパウパハウス助産士・岡本登美子さん。
■12月5日てくのかわさき◇「子どもの現状4-児童虐待について」=午前10時〜12時、カリヨン子どもセンター副理事長・飯島成昭さん◇「子どもの心に寄り添うとは」=午後1時〜3時30分、講師=教育評論家斎藤次郎さん、
■12月12日てくのかわさき◇「まとめ―これからの活動に向けて」=午後1時〜3時30分。