土屋塚の発掘現場で9月16日に見学会

22303狛江市岩戸南1丁目4番(岩戸地域センター前)の土屋塚古墳で9月16日に古墳の周溝部分の発掘調査の見学会が開かれる。時間は、午前10時と午後2時からの2回で同市社会教育課の職員が古墳の規模や時代について説明する。

土屋塚は、1986年1月に狛江市指定文化財となっており比較的良い状態で残ってきたが、マンションを建てるために6、7月に約570平方メートルで緊急発掘が行われた。その結果、埴輪などの土器片からこれまで伝えられていたより約100年古い5世紀半ばの築造と推定され、市内古墳群の中で最も古い時代に属する首長級の豪族の墓だった可能性が高く、学術的に大きな価値を持つ貴重な発見として研究者や市民の注目を集めていた。
こうしたことから、当初発掘調査されない予定だった敷地の一部約80平方メートルで9月6日から17日まで二次調査が行われ、公開されることになった。
問い合わせは電話03(3430)1111同市社会教育課。

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