川崎市麻生区古沢の田んぼで7月3日、市内の小学生の親子ががかかし作りに汗を流した。
川崎市麻生区古沢の田んぼで7月3日、市内の小学生の親子ががかかし作りに汗を流した。
参加したのは、先月同所で行われたの親子体験農業米づくりで田植えをした人たちで、この日は3班に分かれて行う田の草取り作業日の初日。参加した24家族52人は炎天下の中で汗を流しながら麻生区子ども会連合会(山崎優会長)役員らの指導で、竹や持参した古着、古新聞などの廃物を利用してかかしづくりにチャレンジ。ほとんどが初めてとあってとまどいながらも、お父さんが慣れない手つきでかかしの胴体や顔を作るため針を動かしたり、子どもの意見を聞きながら顔を描いた。頭の形を整えるためシャツを利用してターバンを巻いたりと奮闘、2時間がかりで個性的なかかし3体を作った。
かかし作りの前には田の草取り、制作後にはジャガイモ掘りなど農作業を行い、土にふれる「いなか」の生活を楽しんだ。
制作したかかしは、9月に同所で行われるかかし祭り(麻生区子ども会連合会・麻生区体験農業実行委員会共催)で展示される。