任期満了に伴う狛江市長選挙の投票が6月19日行われ、即日開票の結果、現職の高橋都彦氏(64)=無所属、自民、公明、狛江・生活者ネットワーク・民進推薦=が、新人の平井里美氏氏(54)=共産、社民、新社会、緑の党グリーンズジャパン推薦=に4,577票の差をつけて2期目の当選を果たした。
開票は21時から順調に進み、21時59分に当選が決まった。
高橋氏は前回より1,000票余り得票を伸ばした結果に「4年間の実績を評価していただきほっとしている。希望としては2万票取りたかったが、(相手陣営から)事実ではないことを言われた分が相手に流れた。これからの市政運営でその誤解を解けるようにし、1期目以上の前進につとめる」と話し、掲げた公約の多くは既に道筋をつけ8合目まで達成したと胸を張るとともに、今後は「約束したことは優先順位をつけながら、できるものは前倒しをして進めたい」と意欲を見せていた。
敗れた平井氏は「多くの人に支えていただき感謝している。短い期間に多くの出会いがあり、貴重な体験ができた」と選挙事務所に詰めかけた支持者に笑顔で感謝の言葉を述べた。告示の45日前に出馬表明、初の選挙に臨んだが、告示後は矢野裕前市長が選挙カーに同乗するなど支持の拡大に努め善戦した。前回の選挙で矢野市長の後継として出馬した田邉良彦氏の得票に約700票届かず、初の女性市長の誕生はならなかった。
投票率は47.01で、前回(2012年)を1.32ポイント下回った。