川崎フロンターレの小林悠選手が今シーズン途中の2027年1月1日に現役引退をすることを、39歳の誕生日を迎えた9月23日に発表した。
この日、小林選手の背番号と同じ11時から川崎市麻生区片平の麻生グラウンドのクラブハウスで会見が行われた。
小林選手は「プロになり17年目のシーズンを迎えますが、長くひとつの同じクラブでやってこれた幸せを感じています。サッカー選手の誰にもがいつか来る日が来ました。たくさんの人がいる前で話せてホッとしてます」と前置きしたうえで、決意した決めては「自分自身のことを自分が信じられなくなったこと」と話した上で「(これまで)気持ちで戦ってきたが、それができなくなったので退く」と理由を話した。小林選手のはかねてから「FWとして活躍する以上、シーズン中に1点も取れなければFWをやめるべきとずっと思っていた」と自身のポリシーを明かした。この2、3年はけがも増え、年齢的なこともあって2025シーズンに引退がよぎることもあったと明かし、スタメン起用のアウェイのガンバ戦(7月20日第24節)では妻に「きょう決められなかったら引退する」とLINEで伝えたエピソードも披露した。引退覚悟で臨んだ100年構想リーグでは途中けがでピッチに立てなかったため、もう少し「心と体に向き合う」ことになったという。この間、強化部や社長にも相談、長年一緒にプレーした中村憲剛現ヘッドコーチからのアドバイスもあり、首脳陣から「長く応援してくれたサポーターに引退までの姿を見てもらう方が良い」と決断、誕生日の会見になったという。
けが開けから練習に復帰したが「10月には(カテゴリーの違う)公式戦に出場し、誰よりもゴールを欲している姿を見せたい」と話すとともに、「(チーム内の)競争もあるが、(もう一度優勝を味わいたいので)1月1日の天皇杯で優勝したい」と意欲をみせ、将来は「自身は体格もスピードも恵まれなかったが、それでも長く続けてこれた経験を生かし、FW育てたい」と夢を語った。
会見後は、小林選手をスカウトしたヘッドオブスカウトの向島建さんと脇坂泰人キャプテンから花束を渡され、握手を交わしていた。
小林選手の記録。
J1リーグ通算405試合144得点(歴代7位)、J2リーグ通算5試合0得点、J1百年構想リーグ通算2試合0得点
リーグカップ戦通算45試合12得点、天皇杯通算35試合11得点
2017年最優秀選手・得点王(34試合23点)、ベストイレブン(2016・2017年)











