任期満了に伴う東京都狛江市長選で3選を果たした松原俊雄市長(74)が30日9時に市役所へ初登庁した。詰めかけた職員や支持者から大きな拍手と花束で迎えられた後、記者会見に臨み、「3期目の挑戦に対し、しっかりやれと信託をいただいた。市民生活のさらなる向上に向けて行政を進めていきたい」と抱負を語った。
物価高対策で全市民へ3,000円給付
松原市長は、就任後最初に取り組む施策として物価高騰対策を挙げた。所得制限を設けず、全市民を対象に1人あたり3,000円を給付する方針で、関連する補正予算案を審議するため8月5日に臨時市議会を開きたいと語った。
補正予算案には、個人向け給付だけでなく、厳しい経営環境にある中小企業や農業者への支援策も盛り込む。財源には一般財源の繰越金や予備費を充てる見込み。松原市長は「予算が可決されれば速やかに手続きに入り、個人向けには8月末から9月初旬の振り込みを目指したい」と見通しを示した。
今回の選挙で他候補を引き離して圧勝した理由について、松原市長は「2期8年の実績が評価された」と分析。「特にほこみちの完成により、単なる通過点だった狛江駅周辺に賑わいや集いの場が生まれた。さらに、他候補から指摘のあった図書館・公民館もこまえみらいテラスとして生まれ変わり、子どもから若者までが活動できる拠点になったことが大きい」と自信をのぞかせた。
一方、3人が立候補したにもかかわらず、投票率が前回を若干下回ったことについては、「(投票日先日に)2つの台風が接近したことや当日の雨、そして大きな対立争点がなかったことが影響した」と振り返りつつも、「首都圏近郊の首長単独選挙としては比較的高い水準を維持できた」と述べた。


