狛江市議会第1回臨時会が8月10日開かれた。セクハラ問題で高橋都彦前市長が辞職したのにともなって7月22日に投票が行われた選挙で初当選した松原俊雄市長が出席。冒頭で松原市長は、セクハラ問題で行政が混乱し、市民の信用を失う結果になったことを陳謝するとともに、ハラスメントのない職場環境の整備に取り組み、市民の信頼回復に努めると挨拶した。
市議会は、狛江市介護保険条例の一部を改正する条例の専決処分を承認するとともに、鈴木晃子氏の狛江市教育委員会委員再任について出席議員全員が同意して閉会した。
写真=市議会で挨拶する松原市長
=松原市長の挨拶全文=
おはようございます。挨拶の機会を得ましてありがとうございます。
7月22日に行われました狛江市長選挙において、今後の市政運営をお任せいただきました松原俊雄でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
この度は、前市長による市職員に対するセクシャルハラスメントの問題で行政に混乱が起こり、市民の皆様の信用を失うこととなりましたことを大変申し訳なく、お詫びを申し上げる次第でございます。
被害に遭われました職員の心は大きく傷ついておりますので、これ以上の2次被害は決して起こしてはなりません。今後は市職員が自身の能力を最大限に発揮できるよう、ハラスメントのない安心できるよりよい職場環境の整備に取り組んでまいります。また、市民の皆様の信頼回復にも努めてまいります。
私は6年前までは市職員、そして副市長として市政の発展に向け尽力してまいりましたが、これからは市長として狛江市の市政運営の舵取りを担わさせていただくことになり、責任の重大さを実感しているところでございます。
市長選挙では、「優しいまち狛江」をスローガンに掲げさせていただきましたが、私の所信につきましては改めて平成30年度狛江市議会第3回定例会で述べさせていただきたいと思います。
最後になりますが、狛江市をよりよいまちとしていくために、全身全霊で取り組んでまいりますので、議員の皆様にはご指導・ご協力をいただきますようお願いを申し上げます。ありがとうございました。