川崎フロンターレ優勝記念パレード:川崎駅前が青く染まる、約5万人が「おめでとう」

川崎フロンターレのJ1優勝記念パレードが12月10日、川崎駅前で行われ、沿道にはサポーターや市民など約5万人が詰めかけ、チーム創設21年目での悲願の初優勝の喜びを選手とともに喜び合っていた。

写真=オープンバスに乗ってパレードする選手たち

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パレードは、日本代表に招集された5人とブラジル人4人を除いた選手、鬼木達監督とコーチングスタッフ、藁科義弘社長、福田紀彦川崎市長ら30数人が「祝!脱・無冠ターレ」などの垂れ幕を掲げた2台のオープンバスに分乗、川崎市役所第三庁舎から川崎駅前南交差点までの約700メートルを11時45分頃から約30分かけて行進、途中で停車して優勝シャーレを披露、選手と市民とがひとつになって優勝の喜びをかみしめていた。
パレードに先立って、市役所第三庁舎ロビーで11時から市長報告会が開かれ、藁科社長、鬼木監督、中村憲剛選手らが優勝を福田市長に報告した。藁科社長は「今シーズンはスケジュール的に厳しいものがあったが、21年目にしてついにこの栄誉を得ることができ、うれしく思っています。チームは地域でさまざまな活動を行っており、これからも引き続き地域に貢献できるように活動していきたい」と報告、これに対し、福田市長は「21年間、多くの人がこの日を信じてフロンターレを応援し続けてきた。また、選手たちはピッチだけじゃなく地域の中に入り込んでいろんな活動をしている。そうした地道な活動を通して、サッカーを好きになり、フロンターレを好きになった人が多くいます。私は市役所の前の道にこんなに多くの人が集まったのを見たことがありません。きょうはみんなで喜びを分かち合いたい。みなさんのすばらしいプレーに、優勝に心からお祝いを申し上げます」とお祝いの言葉を述べた。
次いで選手たちはバスに乗り込み、沿道を埋めた人たちに向かって鬼木監督が「1年間、大きな声援で支えてくださりありがとうございました。こんなに多くの人が来てくださり、感動してます。来年も必ずタイトルを取って、もう一度この場所に戻ってきたいと思います。川崎市民の皆さん、われわれと一緒に川崎市を盛り上げていきましょう」と挨拶、中村憲剛選手は「(入団から)15年間(優勝を決めたスタジアムとパレードの)この景色を見るためにやってきたんだなと感じています。ただ、この景色を見たらもう1回見たくなってきました。ぜひ、来シーズンも応援してください」と呼びかけていた。
続いて福田市長から中村選手に市民スポーツ特別賞が特別にデザインされたトロフィーとともに贈られた。
川崎市の市民文化大使に任命されたばかりの川崎出身のバンドで大のフロンターレファンの 「SHISHAMO(ししゃも)」の3人もお祝いにかけつけ、中村選手に花束を贈ったのち、バスの前をふろん太などと一緒に歩いて先導、沿道からは「紅白歌合戦がんばって」などの声援が送られていた。
沿道は、パレードの始まる2時間以上前から場所を確保する人などで早くも熱気。優勝を祝う手作りのシャーレや旗、プラカードなどを手にした人も多く見られ、パレード直前には歩道が人で埋まり、シンボルカラーの青い色で染め上げられた。


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