首都圏最大級の500万球のライトで夜の遊園地を彩るイルミネーションが10月14日からよみうりランド(東京都稲城市、川崎市多摩区)で始まった。「ジュエルミネーション」と名付けた宝石をモチーフにしたイルミネーションを世界的な照明デザイナー石井幹子さんに依頼、2010年から開催し、秋から冬にかけての名物イベントして若者や家族連れなどの人気を集めている。ことしはライトを100万球増やすとともに新色2種を追加し、7種類25色を使ってさらに多彩な演出を施した。14日には石井さん、タレントの岡田結実さんらによる点灯式が催され、高さ27mの「女神のツリー」などが明るく輝くと訪れたカップルなどからは歓声が上がっていた。イルミネーションは2017年2月19日まで123日間点灯される。
世界的な照明デザイナー石井さんがプロデュースしたイルミネーションは、サファイア、ルビーなどの宝石の色を再現したLEDに新たにファンシーダイヤモンドカラー、ウィズダムジュエリーカラーの2色を追加、25色のイルミネーションを使い、ジュエリーエリア、アクアエリア、ラブリーストリームエリア、フォレストエリア、キュートエリア、ウィズダムエリアの6区画それぞれに異なったデザインと色の照明を使った。
フォレストエリアは、総面積5000平方mに高さ27mの「女神のツリー」を中心に、多彩な光の森を再現したほか、ヴェルサイユ宮殿の刺しゅう庭園を光で再現した。
ジュエリーエリアは7色のイルミネーションを使って光の空間を演出、新色のファンシーダイヤモンドなどで飾った長さ100mのジュエリーロードや、スパイラルパサージュが新たに登場した。
ことし3月にオープンしたモノづくりが体感できる「グッジョバ!!」を、ウィズダム(知恵)エリアとして、ノーベル物理学賞を受賞した青色LEDを基調にしたイルミネーションで飾った。
プールなどがあるアクアエリアでは、光でビーチを再現するなど光と水のコラボレーションが楽しめる。石井リーサ明理さんのプロデュースによる光と音と噴水のファンタジー「シャトー・ロワイヤル」のほか、昨年より規模を拡大したダイナミックな噴水ショー「ラ・フォンテーヌ」、光と影のダンスショー「シルエット」などが行われる。
また、光で飾られた遊園地と都心の高層ビルの夜景を楽しめる観覧車や流星をモチーフにしたジェットコースター「スターライトバンデット」など遊園地ならではのアトラクションやショーも多く用意され、人気を集めそうだ。
14日の点灯式では、石井幹子さん、石井リーサ明理さん、岡田結実さん、株式会社よみうりランドの関根達雄会長、上村武志社長が出席、5人がそろってスイッチを入れると、女神のツリーと周囲の光の森が夜空に浮かび上がり、出席者からは歓声が上がっていた。
「ジュエルミネーション」は期間中の16時から20時30分(12月17日〜25日は21時まで)。
料金はナイト入園料おとな(18〜64歳)1200円、中高生600円、シルバー(65歳以上)600円。ナイトパス(入園料含む)おとな2300円、高校生以下・シルバー1700円。
問い合わせは電話044-966-1111。
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