狛江市長選挙 : 現職の高橋都彦氏が再選出馬を表明

160415takahasisityo 02任期満了に伴い6月12日に告示、19日に投票が行われる狛江市長選挙に、現職の高橋都彦(たかはし・くにひこ)氏(64)が2期目に出馬する意向を明らかにした。4月15日に記者会見し、無所属で自民党、公明党、生活者ネットワークの推薦を受けて立候補することを表明、民進党には現在、推薦依頼を出しているという。

写真=高橋都彦氏


市役所の議会公室で記者会見した高橋氏は、平成26年度決算で経常収支率91.0%達成など財政の健全化を筆頭に、安心で安心なまちづくり、北部児童館建設着手、プレーパーク通年化、保育園民営化、小学校給食の委託化などをあげて「ごく当たり前の市政」に到達したと1期4年間の実績を強調した。
2期目に向けては、将来世代も見すえた中長期ビジョンを元に、身の丈に合った、効率的で偏りのない市民の参加を得て、夢のある市政運営を目指すとして、障がいの有無や年齢にかかわらず安心で安全に住み続けられるまちづくり、障害者支援施設の設置促進、こども発達教室「ぱる」の充実、児童発達支援センター開設、都に協力して水道道路の事業促進などを掲げ、「もてる力をすべて市政に捧げ、希望の持てる生活都市狛江をつくっていく」と意欲を見せている。

主な公約は次の通り。
●将来に安心を約束できる行財政基盤の確立=民間活力を利用して良質な市民サービスを提供する市役所、「(仮称)地域連携職員」の配置など。
●未来を拓(ひら)く子どもたちに笑顔を=保育園の待機児の早期解消、学童クラブの増設、児童発達支援センターの開設、(仮称)北部児童館の開設など。
●地域で暮らすお年寄りに安心と生き甲斐(がい)を=地域包括ケアシステムの確立、空き家等の活用による地域の交流・活動の場の提供、2カ所目の高齢者相談室の設置推進など。
●誰もが安全・安心に暮らせるまちに=一人あたりの交通事故発生件数・刑法犯人認知件数・火災発生件数の都内1位の安心安全で暮らせるまちをめざす、障害者地域生活支援施設の設置推進、自転車ネットワーク計画の策定、マンション・住宅の耐震化率95%をめざす、水道道路の整備促進など。
●狛江の魅力をみんなが実感できるために=クラウド・ファンディングによる花火大会開催、東京五輪、ラグビーワールドカップに向けた狛江の魅力発信、多摩川の活性化と魅力ある空間の創出など。

選挙母体となる「みんなで拓く未来の狛江」(石井久雄会長)の発起人には高橋くにひこ後援会、自民党狛江総支部のほか、市議会から自民党・明政クラブ6人、公明党4人、生活者ネットワーク2人と無所属4人が名前を連ねており、うち25人が記者会見に参列した。
同会では5月中旬に選挙事務所を開設する予定。