J1・川崎フロンターレが鹿島アントラーズと引き分け

160402frontale 03明治安田生命J1第5節の9試合が4月1日と2日に各地で行われ、第2日程の川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場で15時から鹿島アントラーズと対戦した。前節首位だった川崎Fは、27分にミスから失点したが前半のうちに追いつき1対1で引き分けに終わり、2位に後退した。

写真(撮影 : 山本真人、安永能美)=36分、同点に追いつき喜ぶ川崎イレブン


160402frontale 01リーグ戦でまだ敗戦していない川崎Fは、優勝経験豊富な鹿島に勝ちして首位をキープしたい。一方、勝ち点差1差で3位の鹿島は、アウェイで勝ち点を取り、順位をあげたいところだ。競技場には、両チームのサポーターが次々と来場、23,955人が観戦した。
川崎Fは、足を痛めているFW大久保嘉人(#13)がベンチスタート、代わりにFW森本貴幸(#9)が先発出場、ケガのMF大島僚太(#10)に変わってMF森谷賢太郎(#19)がMF中村憲剛(#14)とダブルボランチを組んだ。
160402frontale 02試合は立ち上がりから鹿島が激しいプレーシャーで川崎Fのパスコースを消して攻撃のリズムをつかみ、川崎Fは守備に追われる時間が続いた。しかし27分に川崎Fのクリアミスから鹿島にチャンスを与えMFカイオ(#7)に先制ゴールを許し、その後も鹿島に攻められたが守備陣がしのいだ。しかし36分、ゴール前に迫るFW小林悠(#11)が前に飛び出す鹿島GK曽ヶ端準の動きを冷静に見てシュート(写真左)、そのボールにMFエウシーニョが頭で合わせて同点に追いつき、前半を1対1で折り返した。

川崎Fはハーフタイムに森谷を下げMFエドゥアルド ネットがボランチとして入った。後半、鹿島の攻撃をしのいだ川崎Fは、58分に森本に替え、大久保を送り出し、一進一退の攻防を続けたがゴールを奪えない状態が続いたが、GKチョン ソンリョン(#1)のビッグセーブなどで鹿島の得点を許さず引き分けた。
試合後の会見で、川崎Fの風間監督は「メンバー変更などで自分たちのリズムは少なかったが、それぞれの選手で調製ができるようになり、最後まで勝負にこだわってくれたのは進歩」と勝ち点1について結果について評価した。