ヤマザキナビスコカップ予選リーグの第1節の6試合が3月23日に各地で行われた。
予選Bグループの川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場で横浜F・マリノスと対戦、スコアレスドローで終えた。
写真(撮影: 桑山輝明、安永能美)=試合終了、笑顔で互いの健闘を称える川崎FのMF中村憲剛(#14)と横浜F・MのGK榎本哲也選手(#1)
ナビスコ予選リーグは、アジアチャンピオンリーグ(ACL)グループステージに出場する4チームを除いて14チームがA組、B組に分かれて予選リーグを戦い、それぞれ2位までが決勝トーナメントに進出する。予選リーグは、3月23日から6月5日までの7節で、各グループとも奇数のため各チームで試合なしの日があり、川崎Fは、予選リーグ最終の第7節が試合がない。
平日ナイターゲームだったが、神奈川ダービーにあたるため競技場には両チームの熱心なサポーターが次々と来場、15,644人が観戦した。
川崎Fは、新卒MF長谷川竜也(#16)とFW森本貴幸(#9)が初スタメンなど直前のリーグ戦からスタメンを6人変更、一方のマリノスは11人全員を入れ替えて試合に臨んだ。
試合は前半、川崎Fが再三チャンスをつくるが、ラストパスの来民具などが合わない上、横浜FMのベテランGK榎本哲也(#1)の好セーブやDFの好守でゴールが決まらず0対0で折り返した。後半、横浜MFが攻勢になり川崎Fは守備に追われる時間が増え、58分にMF田坂祐介(#6)からMF中野嘉大(#22)、69分にはDF井川祐輔(#4)を下げてMF中村憲剛(#14)を投入して選手のポジションを変えた。その後も一進一退の攻防が続くが、互いの好守でしのぎ0対0で終えた。
ホーム試合でゴールを決められなかったが、風間監督は「少し残念だが、新しい選手を試せベースのところで選手の質が上がってきている。90分やっている選手は少ないかったが全員良かった」と評価した。