アメフトXボウル : 富士通フロンティアーズ2連覇ならず、パナソニック インパルスに逆転負け

151214xbowl 01アメフトの社会人日本一を決める「JAPAN X BOWL(第29回アメリカンフットボール日本社会人選手権)」が12月14日、東京ドームで行われ、富士通フロンティアーズはパナソニック インパルスに21対24で敗れ、2連覇を逃した。

写真=富士通のWR宜本潤平#22がパスをキャッチしタッチダウン

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パナソニックのWR小山泰史#89が決勝の逆転タッチダウン

昨年、初の社会人日本一、さらにライスボウルで関西学院大学を破ってアメフト日本一となった富士通は、連覇をかけて試合に臨んだ。
富士通は総合順位1位で3年連続7回目の出場、パナソニックは同2位で5年ぶり14回出場、ともに無敗で勝ち上がった東西の企業チームによる好カードとなり、25,408人の観客がスタンドを埋めた。
第1クォーター(Q)はパナソニックの最初の攻撃を防いだ富士通が反撃、7分19秒に富士通のクォーターバック(QB)キャメロン#3が次々とパスを成功させてダウンを更新、最後にタイトエンド(TE)水野悠司#87がタッチダウン(TD)を決めて先制した。
第2Qは得点を奪えないまま一進一退の攻防が続いたが、終了間際、自陣間近から攻撃に出た富士通のQBキャメロンのパスをパナソニックのディフェンスバック(DB)ポリー#10がインターセプト、そのままエンドゾーンに走り込み、7対7の同点に追いついた。
第3Qに入るとパナソニックがQBサックを皮切りに攻撃に移り、5分15秒に富士通の19ヤード地点からキッカー(K)佐伯栄太#11がフィールドゴール(FG)を決めて7対10と勝ち越した。これに対し富士通も反撃。ダウンを更新してパナソニック陣内に攻め込み、9分7秒にQBキャメロンのパスをエンドゾーンに走り込んだワイドレシーバー(WR)宜本潤平#22がディフェンス2人に競り勝ってTDを奪い14対10と再逆転に成功した。

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勝利を決めて喜ぶパナソニックの選手たち

第4Qに入ると、富士通はWR中村輝晃クラーク#81への59ヤードのロングパス、ラインバック(LB)ニクソン#16のQBサックなどで流れをつかみ、QBキャメロンからのパスを受けたWR秋山武史#17が走り込んでTD、21対10とリードを広げた。しかし、パナソニックはここから驚異的な粘りを見せ、LB松永省吾#47がインターセプトを決めたのに続いて9分56秒にQB高田鉄男#8からのロングパスをキャッチしたWR頓花達也#15がTD、一気に5点差に詰め寄った。さらに残り2分を切った13分49秒にWR小山泰史#89がQB高田#8からのパスを受けて逆転のTD。さらにを2点コンバージョンを決めて点差を広げ、富士通の反撃を断って7年ぶりに7度目の社会人日本一の栄冠を手にした。
MIPには富士通のWR宜本#22、MVPにはパナソニックのQB高田#8が選ばれた。

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試合後、今井主将をねぎらう福田市長

試合を観戦した福田紀彦川崎市長は「2連覇の壁は破れなかったが、白熱するいい試合を見せてもらった」と話し、今井善教キャプテンらを握手でねぎらった。
パナソニックは1月3日に東京ドームで行われるライスボウルで立命館大学と対戦する。