狛江市のこまえ正吉苑で消防訓練:火災シーズンに備え、福祉施設の職員らも参加

151119shokichien002高齢者や障害者を火災から守ろうと、狛江市西野川2丁目の地域福祉サービスセンターこまえ正吉苑(毛尾ゆかり施設長)で11月19日、自衛消防訓練が行われた。この日は、職員や入所しているお年寄り、地元の小足立町会の市民などが初期消火や避難誘導など実戦に即した訓練を行ったほか、市内の福祉施設からも職員などが加わり、消火器の操作方法を体験、防火への心構えを新たにしていた。

写真=施設めがけ一斉放水

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車いすで入所者の避難誘導

訓練は、これまで狛江消防署で催していた福祉施設における防火安全対策連絡会を、自営消防力のさらなる強化を目的にこまえ正吉苑の協力で初めて署の外で実施したもの。
この日の訓練は、施設2階の洗濯室から出火し、逃げ遅れた人が多くいるたという想定で、職員が消防署に通報、自衛消防隊が初期消火を行うとともに災害時応援協定を結んでいる小足立町会の市民が同苑にかけつけて、入所している車いすの人などの避難誘導を行った。さらに、狛江消防署と狛江市消防団が救出にあたり、負傷者を救急車に運び、施設へ一斉放水を行った。

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消火器の操作を実地で体験

訓練の後、市内の18の福祉施設などから参加した22人が交代で消火器の操作法を実際に体験するとともに、3つの施設が防火安全対策への取り組みについて発表を行い、防火対策の充実に向け意見交換などを行った。