天皇杯・川崎フロンターレが京都サンガFCに3対0 : 攻撃力の違いを見せ4回戦へ

151014frontal 07第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦の12試合が10月10日と14日に各地で行われた。
第2日程の川崎フロンターレは、川崎市中原区のホーム等々力陸上競技場でJ2の京都サンガFCと対戦、3対0と順当に勝ち4回戦へ進出した。

写真(撮影 : 全て桑山輝明)=82分、追加点をアシストして喜ぶMF中村憲剛とゴールしたDF小宮山尊信(#8)

 

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試合終了、喜ぶ川崎イレブン

川崎Fは9月に行われた天皇杯2回戦に勝利してからリーグ戦は4連勝中と好調を維持しており、3回戦も勝ち進んで悲願のタイトルに結びつけたいところ。一方の京都はリーグ戦は18位と低迷しているが、26節以来敗戦は無く、ロースコアの引き分けの試合が続いており粘りが見せところだ。競技場では平日のナイターの割には多くのサポーターが駆けつけ、5,124人が観戦した。
川崎Fは、GKの西部洋平が2回戦に続いて先発、それ以外はリーグ戦レギュラー組が出場し、FW田坂裕介(#35)が復帰した。
151014frontal 01川崎Fは立ち上がり、京都の堅い守りと早いカウンター攻撃に手こずっていたが、次第にパスがつながるようになり、22分に田坂のスルーパスを受けたFW大久保嘉人(#13)が先制ゴールを決めた(写真右上)。その後も川崎Fのチャンスが続くがフィニッシュの精度が今ひとつ足りず、前半を1対0で折り返した。
151014frontal 02後半、京都が反撃に出て一進一退の攻防が続くものの互いにゴール枠外やクリアでしのいでいた。週末のリーグ戦への配慮から京都は52分にFW有田光希(#17)からMF駒井善成(#7)、61分にFW宮吉拓実(#13)からFW大黒将志(#13)、川崎Fは61分に田坂からFW杉本健勇(#9)、73分にはFW小林悠(#11)からMF山本正希(#6)へと早めに交代し、MF中村憲剛(#14)がポジションをトップ下に変更した。
151014frontal 03川崎Fは中村が前に出たことにより前線への動きがより攻撃的になり、相手の攻撃をしのいで82分に中村からのパスを受けたDF小宮山尊信(#8)がGKの脇を抜いて追加点を奪った(写真左下)。その後、88分に中村が下がりMFアルトゥール・マイア(#10)を投入、90+1分に杉本がダメ押しのゴールを決め(写真右下)、カテゴリーと攻撃力の違いを見せて3対0で勝利した。
川崎の次のホームゲームは、
10月24日(リーグ戦2nd15節)14時から横浜F・マリノスと対戦する。