川崎市の麻生区地域功労賞に3氏1団体

151011asaotiikikourou 01川崎市麻生区で地域のために尽くした人を表彰しようと10月11日、あさお区民まつりの会場で8回目の「麻生区地域功労賞」の授賞式が行われ、川崎市麻生区百合丘の佐藤眞澄さん、片平の安井良衛さん、栗木の小林隆一さんと京野哲也さん(表彰式は欠席)、岡上太鼓の4氏1団体が表彰された。

写真=麻生区地域功労賞の(前列左から)佐藤眞澄さん、多田昭彦麻生区長、福田紀彦川崎市長、中島泰己あさお区民まつり実行委員長、安井良衛さん、(後列左から)小林隆一さん、岡上太鼓代表の梶修平さん

151011asaotiikikourou 02表彰式では、あさお区民まつりの特設ステージで多田昭彦麻生区長が、受賞者の佐藤さんらに賞状と記念品を手渡した(写真左)

受賞理由は
○佐藤氏は、1990年に始まった「百合ヶ丘歩く会」の2代目会長として電車やバスを利用して日帰りできる関東一円の名所・旧跡の散策を年13回、中断することなく続け、地域の交流を続けている。このほか、百合丘第二公園でラジオ体操の実施や公園の管理運営のリーダーとして活躍、地域住民のつながりを広げることに尽力している。

○安井氏は、片平町内会の役員をしながら2003年から区内の障害者福祉施設で子どもの面倒をみたり、老人福祉施設の金井原苑の行事の手伝いや居住者の買い物などの移送サービスのほか、地域の高齢者の支援活動を行っている。また町内会でも災害時要援護者避難支援者に関してのアドバイスなどをして地域活動に尽力している。

○小林隆一さんと京野哲也さんは、2008年に栗木町内会の防犯パトロール体制の確立に尽力、栗木台小学校のPTAなどと協力して毎月3回実施する防犯パトロールのリーダーとして貢献するほか、町会内での不法投棄防止のパトロールも行っている。また、犯罪防止に役立つ防犯カメラの設置のために土地所有者や行政との調整役を担い、地域防犯活動に尽力している。

○岡上太鼓(梶秀平代表)は、1991年に小学生11人を中心に発足した団体。当初は岡上町内会の盆踊り、敬老会への参加だけだったが、練習の成果が認められ近隣の町会の行事でも活動、他の団体との交流も活発に行い、子どもたちの社会性を養った。現在50人を超える会員が岡上の伝統芸能を守るとともに青少年の健全育成につなげいる。

地域功労賞は同区が2008年度に制定した制度。区内で地域や区のイメージアップなどに貢献する活動に地道に取り組み、他の表彰制度に該当しない個人または 団体に対し区が光を当てて功績を称えるもの。町会、自治会などから候補者を募集して区町会連合会、区社会福祉協議会、区文化協会役員などで構成する選考会 で受賞者を選ぶ。
多くの区民に賞を知ってもらおうと同年から区民まつり当日に野外の特設ステージで表彰式を行っている。