J3・FC町田ゼルビアがY.S.C.C.横浜に2対0 : 10人で完封し4連勝

150905zelvia 02明治安田生命J3第27節の6試合が9月5日と6日に各地で行われ、第1日程のFC町田ゼルビアはアウェイの横浜市神奈川区三ツ沢西町のニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.横浜と対戦した。町田は28分にFW鈴木孝司(#9)がカード2枚をもらって退場したが、数的不利を跳ね返して2対0で勝利、4連勝した。

写真(撮影 : 全て山本真人)=試合終了後、笑顔の町田イレブン


150905zelvia 05リーグ戦第3クールの初戦。昇格が目標の2位町田は、1位のレノファ山口との勝点差を詰めるためにも勝利がほしいところ。競技場には町田のサポーターも駆けつけ1,631人が観戦した。
町田は8月30日に行われた天皇杯1回戦で復帰した孝司がリーグ戦で5試合ぶりに先発、FW久木野聡(#38)と2トップで出場した。 
150905zelvia 04試合は、立ち上がりはYS横浜の強いプレスでボールを支配される展開となり、孝司が23分、28分と立て続けにカードをもらい退場した(写真左上)。1人少なくなった町田は守備意識を高めてカウンターを狙う切り替えで攻撃の流れを引き寄せた。38分、フリーキックを得たMF森村昂太(#29)のボールが久木野と競っていた相手にあたりオウンゴールで先制(写真右)、1対0で前半を終えた。
150905zelvia 03後半、町田は前半の勢いを持ち続け53分に久木野が相手GKをかわして追加点を奪った(写真左下)。その後、YS横浜に攻められる時間もあったが、77分に久木野とMF重松健太郎(#38)を下げ、MF遠藤敬佑(#8)とFW戸島章(#23)を投入、86分には森村からDF平智広(#4)、90+1分にはMF鈴木崇文(#17)からMF松下純土(#20)に代えて全員でしのぎきり完封勝利した。

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後半、YS横浜の攻撃を封じる町田GK高原寿康

試合後、相馬直樹監督は「立ち上がりはYS横浜さんの一つ一つの球際の強さや縦への推進力に押されるような展開でしたが、相手の方が人数が多くなったことでわれわれのやるべきことははっきりしましたし、YS横浜さんは数的優位に立ったことで球際の強さや縦への推進力が失われる部分があったのかなと思います。結果的に少ないチャンスを決めることができて、われわれにとっては最終的に良い形でゲームをクローズできたと思っています。失点ゼロであることも含めて、この結果はチーム全体の守備に自信が付いてくるものだと思っています」と振り返った。
翌日行われた第2日程で首位のレノファ山口がブラウブリッツ秋田に敗れたため、町田との勝点差は7に縮まった。
町田の次のホームゲームは、9月20日(第29節)19時からレノファ山口と対戦する。